神奈川県大和市の鶴間という、ラーメン激戦区とは縁遠い住宅街に、札幌すみれの味を正統に受け継ぐ一軒が存在します。「札幌ラーメン 郷(ごう)」——店主はすみれで15年半にわたって修業を積み、2017年に神奈川初のすみれ暖簾分け店としてこの地に開業しました。味噌・正油・塩の三本柱すべてで食べログ百名店に選出されるという離れ業を成し遂げ、ラーメンWalkerグランプリ神奈川2024では塩ラーメンが銀賞を獲得。知る人ぞ知る名店です。
この記事では、2026年6月18日の価格改定を反映した最新メニュー全品の価格、すみれ直伝のスープの秘密、奄美大島出身の店主が15年半の修業で掴んだ味のこだわり、そして初訪問で後悔しない頼み方まで、ラーメン郷のすべてを徹底解説します。
・ラーメン郷の全メニューと最新価格(2026年6月18日改定後)
・すみれ15年半修業の店主が継承する札幌味噌ラーメンの正体
・味噌・正油・塩——三本柱それぞれの特徴と選び方
・食べログ百名店3年連続+RWグランプリ銀賞の理由
・鶴間駅からのアクセスと訪問時の注意点
ラーメン郷の看板メニュー「味噌・正油・塩」三本柱を完全解説

味噌ラーメン1,150円——すみれ直伝の濃厚味噌が関東で味わえる奇跡
味噌ラーメン(1,150円)は、ラーメン郷の看板メニューです。すみれの味噌ラーメンは札幌味噌ラーメンの頂点として知られていますが、その味を正式に継承した「暖簾分け店」は全国でも数えるほどしかありません。ラーメン郷はその貴重な一軒であり、神奈川にいながらすみれ直伝の味噌ラーメンを味わえる場所です。
スープの表面を覆うラードの層が熱を閉じ込め、最後の一口まで熱々の状態が続くのが札幌味噌ラーメンの特徴です。ラーメン郷の味噌ラーメンもこの伝統を忠実に再現しており、濃厚な味噌の旨みとラードのコクが一体となったスープは、冬場に食べると体の芯から温まります。具材には炒めたもやしやひき肉が載り、味噌スープとの相性が計算し尽くされた構成になっています。麺は北海道から直送されるちぢれ麺で、縮れがスープをしっかり絡め取ります。
正油ラーメン1,150円——たまり醤油を8時間煮込む秘伝タレの実力
正油ラーメン(1,150円)は、味噌の陰に隠れがちですが、実はラーメン郷の中でも独自性の高いメニューです。タレにはたまり醤油を8時間かけて煮込んだ秘伝のタレを使用しており、一般的な醤油ラーメンとは一線を画す、深いコクと凝縮された旨みが特徴です。
たまり醤油は主に東海地方で生産される醤油の一種で、通常の濃口醤油よりも旨み成分が豊富で色が濃いことで知られます。大豆の割合が高く、小麦をほとんど使わないため、独特の深い旨みが出ます。これを8時間も煮込むことで、さらに旨みが凝縮され、醤油の「角」が取れたまろやかなタレに仕上がります。すみれの味噌に注目が集まりがちですが、この正油ラーメンこそがラーメン郷の「独自の味」と言えるかもしれません。店主が修業時代から温め続けたレシピで、すみれには存在しないオリジナルメニューです。
塩ラーメン1,150円——ラーメンWalkerグランプリ神奈川銀賞の実力
塩ラーメン(1,150円)は、ラーメンWalkerグランプリ神奈川2024で銀賞を受賞したメニューです。味噌と正油のどちらとも異なる、スープの旨みがストレートに伝わる一杯になっています。塩ダレの塩梅が絶妙で、スープの素材の味——豚骨と鶏ガラの動物系出汁の旨み——が前面に出てきます。
意外と知られていませんが、すみれ系の塩ラーメンは全国的にも珍しい存在です。すみれの代名詞は味噌ラーメンであり、塩の提供店は限られています。ラーメン郷で塩を注文するということは、すみれの味噌技術で培ったスープの基礎力を、もっとも素直な形で体験するということです。味噌や正油が「タレの個性」で勝負するのに対し、塩は「スープそのもの」で勝負する——だからこそ、スープに自信がなければ出せないメニューであり、それがグランプリ銀賞という結果に直結しています。塩ラーメンを食べることで、ラーメン郷のスープが「味噌やタレで誤魔化しているのではなく、素材そのものの旨みで勝負できる」ことが実感できます。
三本柱の特徴比較——どれを選ぶべきか?
| 項目 | 味噌ラーメン | 正油ラーメン | 塩ラーメン |
|---|---|---|---|
| 価格 | 1,150円 | 1,150円 | 1,150円 |
| タレの特徴 | すみれ直伝の濃厚味噌 | たまり醤油8時間煮込み | 塩ダレ(素材の旨み引き出し) |
| 味わい | 濃厚・ラード熱々 | 深いコク・まろやか | ストレート・素材直球 |
| 受賞歴 | 食べログ百名店 | — | RWグランプリ神奈川銀賞 |
| こんな人に | 初訪問・すみれの味を知りたい人 | 通好み・独自性を味わいたい人 | スープの実力を見極めたい人 |
迷ったら味噌ラーメンが王道ですが、「すみれの暖簾分けでしか味わえない独自性」を求めるなら正油、「スープの基礎力」を確かめたいなら塩がおすすめです。価格は三本柱すべて統一の1,150円なので、次回の訪問で別の味に挑戦しやすいのもポイントです。
チャーシュー麺からサイドまで——ラーメン郷の全メニュー価格一覧
チャーシュー麺1,600円は数量限定——売り切れ前に頼むべき理由
三本柱のラーメンにチャーシューを増量したチャーシュー麺(各1,600円)は、味噌・正油・塩のいずれも数量限定での提供です。限定の理由は、ラーメン郷のチャーシューの仕込みに手間がかかり、1日に提供できる量に限りがあるから。昼の部で売り切れることも珍しくないため、チャーシュー麺を狙うなら開店直後の11時が確実です。
1,600円という価格は通常のラーメンに+450円。この追加分で得られるチャーシューの量と質を考えれば、肉好きにとっては十分に価値のある投資です。特に味噌チャーシュー麺は、濃厚な味噌スープとチャーシューの脂が溶け合い、通常の味噌ラーメンとはさらに別次元の旨みが広がります。すみれ仕込みの味噌スープは脂との親和性が極めて高く、チャーシューの存在がスープの完成度をさらに引き上げるのです。なお、チャーシュー麺の「数量限定」は仕込みの都合による本当の限定であり、マーケティング的な演出ではありません。売り切れたら本当にその日は食べられないので、狙い撃ちするなら計画的に。
昔風ラーメン1,050円——「あっさり正油」という選択肢の意味
昔風(あっさり正油)ラーメン(1,050円)は、ラーメン郷のメニューの中で最もリーズナブルな一杯。通常の正油ラーメンとは異なり、あっさりとした昔ながらの正油スープで仕上げた、いわば「原点回帰」のメニューです。すみれの濃厚路線とは対極にあるこのメニューが存在すること自体が、ラーメン郷の懐の深さを物語っています。
濃厚な味噌や正油に胃が疲れ気味のとき、あるいは「すみれ系の濃さはちょっと……」という人にとって、この昔風ラーメンはラーメン郷の入口として機能します。1,050円という価格設定も「試しやすさ」を意識したもの。お子様向けにはお子様みそラーメン(650円)もあるので、家族連れでも安心して来店できます。
郷飯400円とトッピング——味噌スープとの相性で選ぶサイドメニュー
郷飯(400円)は昼夜各数量限定で提供される看板サイドメニュー。ラーメン郷オリジナルの味付けご飯で、味噌スープとの相性を計算して設計された一品です。郷飯の上だけ(280円)という「具材だけ」のメニューもあり、自前のライスに合わせることも可能です。
ラーメン郷のトッピング価格帯は150円〜200円。味玉150円、のり(3枚)150円、もやし170円、コーン170円、メンマ180円、白髪ネギ180円、ワンタン200円、辛みそ玉200円、キムチ200円、チャーシュー(1枚)200円。大盛りは全メニュー共通で+200円。お持ち帰りラーメン(味噌・醤油・塩各種)は1,180円で、自宅でもラーメン郷の味を楽しめます。
すみれ15年半の修業が生んだ味——ラーメン郷のスープの秘密

新横浜ラーメン博物館から始まった修業の旅
ラーメン郷の店主は奄美大島出身。南国の島から上京し、札幌ラーメンの道を志したという異色の経歴です。修業先に選んだのがすみれ——札幌味噌ラーメンの代名詞的存在です。そこから15年半という長い修業が始まります。
その修業先は一か所ではありません。新横浜ラーメン博物館→福岡→ラゾーナ川崎→新横浜と、すみれの各出店先を渡り歩き、異なる環境で同じ味を維持するための技術を体得しています。ラーメン博物館での修業は、観光客という「味を知らない客層」に対してすみれの味を一杯で理解させるという特殊な環境。福岡では豚骨の本場で味噌ラーメンを認めさせるという挑戦。ラゾーナ川崎では商業施設内という回転重視の環境。こうした多様な経験が、「どんな環境でもすみれの味を再現できる」という店主の引き出しの多さにつながっています。
2017年2月——神奈川初のすみれ暖簾分け店として大和市に開業
2017年2月、15年半の修業を経て、店主はついに自分の店を持ちました。神奈川県初のすみれ暖簾分け店として大和市に開業したラーメン郷は、開業直後から地元のラーメンファンの注目を集めます。
「暖簾分け」とは、師匠の店の看板の一部を使用する許可を得て独立すること。つまりラーメン郷の味はすみれが公式に認めた味であり、単に「すみれ風」や「すみれインスパイア」とは本質的に異なります。すみれの店主が「この味なら自分の名前を出してもいい」と太鼓判を押した味が、鶴間で食べられるということです。2022年9月には現在の大和市鶴間2丁目に移転し、席数も拡大。移転後も味はブレることなく、百名店やグランプリ受賞という形で評価され続けています。移転により厨房設備も充実し、以前よりもスープの仕込みに余裕が生まれたことで、味の安定感がさらに増したという声もあります。
北海道直送のちぢれ麺——「鶴間で札幌の麺が食べられる」意味
ラーメン郷の麺は北海道から直送されるちぢれ麺です。札幌ラーメンの麺は独特の加水率と縮れを持ち、この麺なしには札幌ラーメンの味は完成しません。関東のラーメン店が「札幌風」を名乗る場合、現地の製麺所から取り寄せるケースと、関東の製麺所で「札幌風」の麺を作るケースがありますが、ラーメン郷は前者——本物の北海道の麺を使用しています。
この「麺の鮮度」へのこだわりは、輸送コストという現実的な負担を伴います。それでも北海道から直送する理由は、すみれの味を再現するには「すみれと同じ麺」が不可欠だから。スープだけでなく麺まで妥協しない姿勢が、ラーメン郷の味を「すみれインスパイア」ではなく「すみれの暖簾分け」たらしめています。ちぢれの加減、麺の太さ、茹で時間——すべてがスープとの一体感を計算して設計されており、関東産の「似た麺」では出せない食感があるのです。札幌のちぢれ麺はスープの持ち上げ量が圧倒的に多く、一口ごとにスープと麺が一体になって口に入ってくる設計。この「麺とスープの一体感」こそが、すみれのラーメンを他の味噌ラーメンと決定的に分ける要素なのです。
- 修業開始:新横浜ラーメン博物館のすみれ店舗からスタート
- 修業中:福岡→ラゾーナ川崎→新横浜と各出店先で経験を積む(計15年半)
- 2017年2月:神奈川県大和市に「札幌ラーメン 郷」開業(神奈川初すみれ暖簾分け)
- 2022年9月:大和市鶴間2丁目(現在地)に移転・席数拡大
- 2023年〜2025年:食べログ百名店に3年連続選出
- 2024年:ラーメンWalkerグランプリ神奈川 銀賞(塩ラーメン)
- 2026年6月18日:価格改定実施(味噌・正油・塩 各1,150円に)
食べログ百名店3年連続+RWグランプリ——ラーメン郷の評価と実力
食べログ百名店2023〜2025年——大和市から全国区に認められた理由
ラーメン郷は食べログ百名店に2023年・2024年・2025年と3年連続で選出されています。食べログ百名店とは、食べログの評点やユーザーの評価をもとに各ジャンルの上位100店を選出する制度。ラーメンジャンルでは全国から選ばれるため、大和市の住宅街にある小さなラーメン店がこのリストに名を連ねること自体が驚きです。
食べログスコアは3.81(2026年6月時点)。3.5を超えれば地域の人気店、3.7を超えれば全国的に注目される存在とされるラーメン界において、3.81は文句なしのハイスコアです。口コミでは「すみれの味を関東で食べられる」「味噌だけでなく塩も正油もレベルが高い」「15年半の修業は伊達じゃない」という声が目立ちます。特筆すべきは、リピート率の高さ。百名店に選ばれるような店は「話題性で一度だけ行く」パターンになりがちですが、ラーメン郷の場合は地元のリピーターが支持層の中心を占めています。住宅街という立地も、「毎週通える距離に本物の味がある」というリピーターの日常使いに適しているのです。
ラーメンWalkerグランプリ神奈川2024——塩で銀賞という意外性
ラーメンWalkerグランプリ神奈川2024で塩ラーメンが銀賞を受賞しました。すみれの暖簾分けが評価されるのは自然なことですが、注目すべきはそれが「味噌」ではなく「塩」で受賞したということです。すみれの代名詞である味噌ではなく塩が選ばれたことは、ラーメン郷のスープの基礎力がいかに高いかを証明しています。
ラーメンWalkerグランプリは、ラーメン専門誌「ラーメンWalker」が主催するグランプリで、一般投票とプロの審査を組み合わせて選出されます。つまりラーメン郷の塩ラーメンは一般客の人気とプロの評価の両方を獲得したということ。味噌で知名度を得ながら塩で賞を取る——この幅の広さこそが、15年半の修業で培われた確かな技術力の証です。
大和市エリアにおけるラーメン郷のポジション
大和市は東京と横浜の中間に位置する住宅都市で、ラーメン激戦区というイメージはありません。しかしそれがラーメン郷にとっては逆にプラスに働いています。激戦区では埋もれてしまいがちな「本物の味」が、大和市という土地では唯一無二の存在として際立つからです。
実際、鶴間駅周辺でラーメン郷クラスの店を探しても、ほかに見つかりません。食べログ3.81というスコアは大和市全ジャンルを見渡してもトップクラス。「わざわざ遠方から食べに来る価値がある店」として認知されていることが、百名店選出やグランプリ受賞につながっているのです。「すみれの暖簾分け」という看板だけで客が来るフェーズはとうに過ぎ、今では「郷の味」として独立した評価を確立しています。
2026年6月18日の価格改定——何がどう変わったのか?

味噌・正油・塩が統一価格1,150円に——値上げの背景を読む
ラーメン郷は2026年6月18日に価格改定を実施しました。これは2025年5月に続く2年連続の改定で、原材料費の高騰が主な要因と考えられます。味噌・正油・塩のラーメンはいずれも1,150円に統一されました。
2024年時点では味噌ラーメンが950円前後だったことを考えると、約200円の値上げです。しかしこれはラーメン業界全体のトレンドと同調した動き。原材料費の高騰は全国的な問題であり、小麦粉・豚肉・味噌・醤油のすべてが値上がりしています。「値上げせずに品質を下げる」よりも「値上げして品質を維持する」という選択をしたラーメン郷の判断は、すみれの味を守るために必要な決断だったと言えます。
チャーシュー麺1,600円と昔風1,050円——価格改定後の全体像
チャーシュー麺は味噌・正油・塩の各1,600円(数量限定)。昔風ラーメンは1,050円。お子様みそラーメンは650円。大盛りは全メニュー共通で+200円です。
「すみれの暖簾分け店なら札幌より安いはず」と思いがちですが、実はその逆。北海道から麺を直送するコスト、関東の家賃事情、そして原材料費の高騰を考えれば、1,150円という価格は札幌で食べるすみれと大きく変わりません。「鶴間まで行く交通費を考えても、札幌に行くより安い」——この観点で考えると、ラーメン郷の存在価値は明確です。
お持ち帰りラーメン1,180円——自宅ですみれの味を再現する選択肢
お持ち帰りラーメン(味噌・醤油・塩各種 1,180円)は、店内で食べるラーメンとほぼ同価格で自宅用のラーメンセットが購入できます。スープ・麺・具材がセットになっており、自宅で温めるだけで郷の味を楽しめる手軽さが魅力です。遠方から来た人へのお土産としても喜ばれています。店内で食べるのと自宅で食べるのでは若干の差は出ますが、スープのベースは同じ。家族への「すみれの味のおすそ分け」として活用する常連客も多いそうです。調理のコツは、スープを鍋でしっかり温め直すこと。すみれ系のスープはラードの層が保温の鍵なので、ぬるいまま食べると本来の味わいが半減してしまいます。
初訪問で何を頼むべきか?——目的別おすすめメニューガイド
迷ったら味噌ラーメン1,150円——すみれの看板を受け継ぐ一杯
ラーメン郷に初めて来て「何を頼めばいいかわからない」なら、味噌ラーメン(1,150円)一択です。すみれの暖簾分け店に来て味噌を頼まないのは、寿司屋に行ってマグロを頼まないようなもの。ラーメン郷の存在意義の根幹にあるのがこの味噌ラーメンです。
スープの表面を覆うラードの層に驚く人もいるかもしれませんが、これが札幌味噌ラーメンの正しい姿です。ラードは「保温装置」として機能し、最後の一口まで熱々のスープを維持します。冬場に食べれば体の芯から温まり、夏場でもエアコンの効いた店内で食べればその濃厚さが心地よく感じられるはずです。
「すみれ系の濃さが不安」なら昔風ラーメン1,050円から入る
すみれ系の濃厚さに不安がある人、あるいは「札幌ラーメン自体が初めて」という人には、昔風(あっさり正油)ラーメン(1,050円)がおすすめです。通常の正油ラーメンよりもあっさりとした味わいで、ラーメン郷のスープの基礎力を穏やかな形で体験できます。この一杯で「美味しい」と感じたら、次回はぜひ味噌に挑戦してみてください。すみれの味の本質がわかるはずです。昔風ラーメンはラーメン郷のメニューの中で唯一の「あっさり路線」であり、これが美味しいと感じるなら濃厚路線も間違いなく口に合います。段階的にラーメン郷の世界に入っていく、そんな楽しみ方ができるメニューです。価格も100円安いので、お財布にも優しい入口です。
郷飯400円は味噌ラーメンの「相棒」——残りスープに投入する通の食べ方
郷飯(400円)は、味噌ラーメンとの組み合わせが至高です。そのまま食べても十分美味しいですが、通の食べ方は残りの味噌スープに郷飯を投入すること。濃厚な味噌スープがご飯に染み込み、まるで味噌雑炊のような仕上がりになります。すみれ仕込みの濃厚スープは、ご飯を吸っても味が薄まらないほどの旨み密度を持っているため、最後まで深い味わいが続くのです。
ただし郷飯は昼夜各数量限定。遅い時間に行くと売り切れていることがあるため、郷飯を確実に食べたいなら開店直後を狙いましょう。郷飯の具材だけを楽しめる「郷飯の上だけ(280円)」もあるので、ライスは自分で頼んで具だけ欲しいという人にも対応しています。
・まずは味噌ラーメン1,150円を選ぶのが王道
・濃さが不安なら昔風ラーメン1,050円で入門
・郷飯は数量限定——確実に食べたいなら開店直後に
・チャーシュー麺も数量限定——売り切れ注意
・支払いは現金のみ——事前にATMで準備を
鶴間駅から徒歩5分——ラーメン郷へのアクセスと訪問ガイド
小田急線鶴間駅から迷わず到着するルート
ラーメン郷の最寄り駅は小田急江ノ島線の鶴間駅。駅から徒歩約5分のロケーションです。新宿から小田急線で約40分、横浜から相鉄線経由で約30分と、都心からも横浜からもアクセスは比較的良好。ただし鶴間駅は急行停車駅ではないため、各駅停車に乗る必要がある点だけ注意してください。大和駅で各停に乗り換えるのがスムーズです。藤沢方面からも乗換なしでアクセスできます。
駐車場はありません。車での来店は近隣のコインパーキングを利用する形になります。店舗周辺は住宅街のため路上駐車は厳禁です。最寄りのコインパーキングは駅周辺に複数あるので、到着前にナビアプリで確認しておくと安心です。自転車での来店は店舗前に停められるスペースがありますが、混雑時は周辺の迷惑にならないよう配慮してください。
営業時間は昼夜2部制——火曜夜と水曜が定休
ラーメン郷の営業時間は昼 11:00〜15:00(LO 14:45)、夜 17:30〜21:00(LO 20:30)の2部制です。定休日は火曜日夜の営業と水曜日。つまり火曜日は昼のみ営業で、水曜日は終日休みです。
ラストオーダーは昼14:45、夜20:30とそれぞれ閉店の15分前に設定されています。行列がある場合は営業時間内でもスープ切れで早仕舞いすることがあるため、確実に食べたいなら各部の開店直後が安心。特に土日の昼は混雑しやすく、11時前に並ぶ人も珍しくありません。平日であれば比較的空いている時間帯もありますが、百名店効果で遠方からの来客も増えているため、時間に余裕を持って訪問することをおすすめします。
席数21席・現金のみ——訪問前に知っておくべき基本情報
席数は21席(カウンター7席、2名テーブル5卓、4名テーブル1卓)。カウンターとテーブルが適度に配置されており、ひとり客からファミリーまで対応できます。支払いは現金のみ。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済は一切使えないため、事前に現金を準備してから来店してください。鶴間駅周辺にはコンビニATMがあるので、忘れた場合はそちらで引き出してから向かいましょう。味噌ラーメン1,150円+郷飯400円+大盛り200円で1,750円。余裕を見て2,000円程度を持っていけば安心です。
| 住所 | 〒242-0004 神奈川県大和市鶴間2-12-32 |
| 電話番号 | 046-408-1906 |
| 営業時間 | 昼 11:00〜15:00(LO 14:45)/ 夜 17:30〜21:00(LO 20:30) |
| 定休日 | 火曜日夜の営業・水曜日 |
| 席数 | 21席(カウンター7席・テーブル11席) |
| 駐車場 | なし(近隣コインパーキング利用) |
| 支払い | 現金のみ |
| 公式サイト | 札幌ラーメン 郷 公式サイト |

まとめ|ラーメン郷は「鶴間のすみれ」ではなく「郷の味」として完成している
札幌ラーメン 郷は、すみれの暖簾分けという出自を持ちながら、15年半の修業と奄美大島出身の店主ならではの感性が加わることで、「すみれのコピー」ではない独自の完成形に到達しています。たまり醤油を8時間煮込む正油、ラーメンWalkerグランプリ銀賞の塩——味噌だけでなく三本柱すべてが高い水準にあるのは、「すみれで学んだ基礎」があってこその成果です。
2026年6月の価格改定で1,150円となりましたが、北海道直送の麺、すみれ直伝のスープ、食べログ百名店3年連続のクオリティを考えれば、その価値は十分にあります。この記事の情報を参考に、あなたに合った一杯を見つけてください。
- 味噌ラーメン(1,150円)——すみれ直伝の濃厚味噌。初訪問ならまずこれ
- 正油ラーメン(1,150円)——たまり醤油8時間煮込みの秘伝タレ。ラーメン郷の独自性
- 塩ラーメン(1,150円)——ラーメンWalkerグランプリ神奈川銀賞
- チャーシュー麺(各1,600円)と郷飯(400円)は数量限定——開店直後が確実
- すみれで15年半修業した店主が2017年に開業した神奈川初の暖簾分け店
- 麺は北海道直送のちぢれ麺——妥協なきこだわりがすみれの味を再現する
- 食べログ百名店3年連続(2023〜2025年)・食べログスコア3.81
- 2026年6月18日の価格改定で統一価格に。現金のみ・駐車場なし
最新のメニュー情報はラーメン郷公式サイトのメニューページで確認できます。鶴間駅から徒歩5分、神奈川で本物のすみれの味を継承する一杯に、ぜひ会いに行ってみてください。一度食べれば、なぜ15年半もの修業が必要だったのかが、舌でわかるはずです。


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