入鹿TOKYOのメニュー全解剖|920円から2,200円まで、ビブグルマン4年連続店の一杯を選ぶ技術

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「ラーメン1杯に2,200円って、正気ですか?」──そう思ったあなたにこそ、この記事を読んでほしいのです。入鹿TOKYO(イルカトウキョウ)は、ミシュランガイド東京でビブグルマンを4年連続獲得している、六本木の”事件”とも呼べるラーメン店。鶏・豚・海老・貝の4種をブレンドした「カルテットスープ」、イタリア産ポルチーニ茸の芳醇な香り、そしてトリュフで仕上げる味変──そのメニュー構成は、従来のラーメンの常識をことごとく覆します。この記事では、入鹿TOKYOのメニューを1品ずつ徹底的に解剖し、「何を頼むべきか」「なぜこの価格なのか」「東久留米本店とは何が違うのか」まで、余すところなくお伝えします。

📌 この記事でわかること
・入鹿TOKYOの全メニューと価格(六本木店・東久留米本店)
・「カルテットスープ」の4種ブレンドの秘密と味わい方
・1,800円の基本メニューと2,200円のアルティメットの”差額の正体”
・初訪問で後悔しないためのオーダー戦略
目次

入鹿TOKYOのメニューを語る前に|なぜこの店がラーメン界の”事件”なのか

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AFURI・一燈・凪を渡り歩いた店主が辿り着いた「自分のラーメン」

入鹿TOKYOの店主は小川和弘氏。彼の経歴を知ると、このメニューが生まれた必然性が見えてきます。修業先はAFURI一燈という、いずれも東京ラーメンシーンの最前線を走る名店ばかり。AFURIで柚子塩の繊細さを、一燈で魚介の奥行きを、凪で煮干しの極限を学んだ小川氏は、2019年5月1日、東京都東久留米市に入鹿TOKYOを開業しました。住宅街のど真ん中という立地にもかかわらず、瞬く間に行列店へ。その評判を聞きつけた食通たちの熱望に応え、2021年10月10日には六本木にも出店。都心進出からわずか1年で、ミシュランガイド東京2023のビブグルマンに選出されるという快挙を成し遂げています。

ビブグルマン4年連続選出が証明する「価格以上の価値」

ミシュランのビブグルマンとは「価格以上の満足感がある料理」に与えられる評価です。星付きレストランとは異なり、コストパフォーマンスの高さが選出基準に含まれている点がポイント。入鹿TOKYOは2023年版から2026年版まで4年連続でこの称号を獲得しています。つまり、ミシュランの調査員が毎年訪れ、毎年「この価格でこの味は素晴らしい」と判断し続けているということです。ラーメン店がビブグルマンを獲得すること自体が珍しいなか、4年連続は異例中の異例。これは一過性の話題性ではなく、メニューの完成度が安定して高いことの証明にほかなりません。

「イルカ」という店名に込められたラーメンへの哲学

「入鹿TOKYO」と書いて「イルカトウキョウ」と読みます。ラーメン店としてはかなり異色の店名ですが、これは小川氏が「既存のラーメンの枠にとらわれない」という意思表示として選んだもの。運営会社の名前は株式会社GOLDEN DAWNing──「黄金の夜明け」です。ラーメンという日本の国民食に、フレンチやイタリアンの技法・食材を掛け合わせ、新しい夜明けを迎えさせる。その志は、メニューの随所に反映されています。ポルチーニ茸、トリュフ、柚子──和洋の食材が一杯の丼の中で共存する世界観は、店名の時点ですでに宣言されていたのです。

📅 入鹿TOKYOの歩み
  • 2019年5月:東久留米市に入鹿TOKYO本店オープン
  • 2021年10月:六本木店オープン、都心進出
  • 2022年11月:ミシュランガイド東京2023でビブグルマン初選出
  • 2023年〜2026年:4年連続ビブグルマン獲得

入鹿TOKYOメニューの心臓部「カルテットスープ」とは何か

鶏・豚・海老・貝──4つの出汁を重ねる意味

入鹿TOKYOのすべてのメニューの土台にあるのが、カルテットスープと呼ばれる独自のスープです。「カルテット」は音楽用語で四重奏を意味し、その名の通り鶏・豚・海老・貝の4種類の出汁を個別に抽出してからブレンドしています。一般的なラーメン店では、鶏ガラと豚骨を一緒の寸胴で炊く「合わせ炊き」が主流ですが、入鹿TOKYOはそれぞれの素材を別々に炊き、最適な温度・時間で旨味を引き出してから合わせるという手法を取っています。これはフランス料理のフォン(出汁)の考え方に近く、素材ごとの個性を殺さずに複雑な味わいを構築する技術です。鶏のコクが最初に舌に触れ、豚の甘みが追いかけ、海老の香ばしさが鼻に抜け、貝のミネラル感が余韻を残す──この時間差で押し寄せる旨味の波こそ、入鹿TOKYOのメニューを唯一無二たらしめている要因です。

なぜ「ダブルスープ」ではなく「カルテット」なのか

ラーメン業界では2000年代に「ダブルスープ」が一世を風靡しました。動物系と魚介系の2種類のスープを別々に炊いて合わせるこの技法は、中華蕎麦とみ田六厘舎などのつけ麺ブームとともに広まり、今では定番の手法です。しかし入鹿TOKYOは、そこからさらに一歩踏み込みました。2種ではなく4種。しかも魚介は使わず、海老と貝を独立させるという選択です。これは小川氏が修業先で学んだ「素材は細かく分けて扱うほど、個性を引き出せる」という信念の表れ。実際、海老と貝を一緒に炊くと貝の風味が海老に負けてしまいますが、別々に炊いて合わせることで、それぞれの旨味がきちんと主張するスープに仕上がっています。

カルテットスープが「ポルチーニ」と出会って化学反応を起こす瞬間

4種の出汁を合わせたカルテットスープは、単体でも十分に完成度の高い味わいです。しかし入鹿TOKYOのメニューが”事件”と呼ばれる理由は、ここにポルチーニ茸を合わせた瞬間に生まれます。ポルチーニはイタリア料理で「キノコの王様」と呼ばれる高級食材。その芳醇な香りは、乾燥させることでさらに凝縮されます。入鹿TOKYOでは、このポルチーニをオイルやペーストに加工し、カルテットスープに合わせることで、和の出汁にヨーロッパの森の香りが重なるという、唯一無二の味覚体験を生み出しています。ちなみに、ポルチーニ茸の旨味成分はグアニル酸が中心。鶏のイノシン酸、貝のコハク酸と合わさることで、旨味の相乗効果が発生し、単体の何倍もの旨味を感じられるのです。

🍜 ラーメン通の豆知識
旨味の相乗効果とは、異なる種類の旨味成分を組み合わせると、単独の場合の数倍〜十数倍の旨味を感じる現象のこと。入鹿TOKYOのカルテットスープは、グルタミン酸(昆布系)・イノシン酸(鶏・豚系)・グアニル酸(ポルチーニ系)・コハク酸(貝系)の4種の旨味成分が同時に存在する、旨味の”フルオーケストラ”状態です。

看板メニュー「ポルチーニ醤油らぁ麺」を徹底解剖する

入鹿TOKYOの看板メニュー「ポルチーニ醤油らぁ麺」を徹底解剖するの解説画像

1,800円で味わえるミシュランの味|基本構成と味わいの設計図

ポルチーニ醤油らぁ麺(1,800円)は、入鹿TOKYOの看板メニューにして、最も多くの客が注文する一杯です。カルテットスープに醤油ダレを合わせ、ポルチーニオイルを浮かべた構成。丼に顔を近づけた瞬間、醤油の香ばしさとポルチーニの森のような芳香が同時に鼻腔を満たします。スープを一口含むと、まず醤油のキレが舌先を刺激し、すぐに鶏と豚の動物系の厚みが広がり、後半に海老と貝の潮の風味がじわりと追いかけてくる。この多層的な味わいの設計が、ビブグルマン4年連続の実力です。価格は1,800円。都内のラーメン店の平均価格帯を考えると、ミシュラン選出店としては驚くほどリーズナブルと言えます。

「特製」にすべきか問題|+400円の内訳を検証する

ポルチーニ醤油らぁ麺には特製バージョン(+400円)が用意されています。チャーシューの追加、味玉、ワンタンなどがプラスされ、一杯の満足度が格段に上がる構成です。初訪問の方に多い悩みが「まず基本の1,800円を食べるべきか、最初から特製に行くべきか」というもの。結論から言えば、**初訪問こそ特製をおすすめします**。理由は、入鹿TOKYOのトッピングはスープとの相性を綿密に計算して設計されているため、特製の方がこの店のメニュー哲学をより正確に体験できるからです。ただし、スープの味をじっくり分析したいという「研究型」の方は、あえて基本メニューでスープと麺の関係性に集中するのも一つの手です。

ポルチーニワンタン醤油らぁ麺という”通の選択”

ポルチーニワンタン醤油らぁ麺は、基本のポルチーニ醤油にワンタンを加えたバリエーション。このメニューの魅力は、ワンタンの皮がスープを吸い込むことで生まれる、もう一つの食感の層です。つるりとした皮の中に包まれた餡を噛んだ瞬間、肉汁とカルテットスープが口の中で混ざり合い、ラーメンとは少し違う味わいのハーモニーが生まれます。「ポルチーニ醤油は食べたことがあるけれど、次は何を頼もう」と迷っているリピーターに特におすすめのメニューです。ワンタンはイタリア料理のラビオリにも通じる食文化で、イタリアン食材のポルチーニとの親和性は想像以上に高いのです。

⚠️ よくある誤解
「入鹿TOKYOはポルチーニ味のラーメン」と紹介されることがありますが、これは正確ではありません。ポルチーニはあくまで香りの要素であり、味の主役はカルテットスープの出汁です。ポルチーニだけが突出しているのではなく、4種の出汁の上にポルチーニの香りが「乗っている」というイメージが正しい理解です。

メニューのもう一つの柱「柚子塩らぁ麺」の奥深さ

AFURI仕込みの柚子使いが進化した一杯

柚子塩らぁ麺(1,800円)は、ポルチーニ醤油と並ぶ入鹿TOKYOのもう一つの看板メニューです。店主・小川氏の修業先であるAFURIは、柚子塩ラーメンで一世を風靡した名店。その系譜を受け継ぎながらも、入鹿TOKYOの柚子塩はカルテットスープという独自の土台の上に構築されている点で、まったく別の一杯に仕上がっています。AFURIの柚子塩が「爽やかさ」を前面に出すのに対し、入鹿TOKYOの柚子塩は、4種の出汁の複雑な旨味の上に柚子の酸味と香りが重なり、より重層的で奥行きのある味わいです。

塩ダレが引き出すカルテットスープの「素顔」

実は、入鹿TOKYOのメニューの中でカルテットスープの味をもっとも純粋に感じられるのは、醤油ではなく塩の方です。醤油ダレはそれ自体に強い風味があるため、スープの繊細なニュアンスをマスクしてしまう面があります。一方、塩ダレは素材の味を引き立てる調味料。鶏の澄んだコク、豚の甘み、海老の香ばしさ、貝のミネラル──4つの出汁の個性がくっきりと浮かび上がります。ラーメン通の間では「その店の実力を知りたければ塩を食え」と言われますが、入鹿TOKYOの塩らぁ麺(1,800円)は、まさにその格言を証明する一杯。柚子塩よりもさらにシンプルな構成で、スープの地力を直接感じることができます。

柚子塩と醤油、初訪問はどちらを選ぶべきか

入鹿TOKYOを初めて訪れる人が必ず直面する「ポルチーニ醤油か、柚子塩か」問題。SNSでも頻繁に議論されるこのテーマに、一つの指針を示します。「インパクト重視ならポルチーニ醤油、スープの本質を知りたいなら柚子塩」。ポルチーニ醤油は、ポルチーニの香りという明確な個性があるため、一口目から「他のラーメンとは違う」と感じやすい。対して柚子塩は、カルテットスープの繊細な味わいをじっくり味わえる設計なので、「なぜこのスープが評価されるのか」を理解しやすい。ちなみに、食べログの口コミを分析すると、初訪問者はポルチーニ醤油を選ぶ傾向が強く、2回目以降で柚子塩にたどり着く人が多いようです。

「エクストリーム柚子塩らぁ麺」2,200円の世界

柚子塩らぁ麺の最上位メニューがエクストリーム柚子塩らぁ麺(2,200円・税込)です。基本の柚子塩に、厳選された高級食材のトッピングが加わり、一杯の丼が「料理作品」の領域に踏み込みます。2,200円という価格はラーメンとしては高額ですが、使われている食材の原価を考えると、むしろ良心的とさえ言えます。フレンチレストランで同等の食材を使ったスープを注文すれば、軽く5,000円は超えるでしょう。入鹿TOKYOの「エクストリーム」は、高級食材をラーメンという器で提供することで、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しているのです。

⚖️ 入鹿TOKYOメニュー 醤油系 vs 塩系
項目 ポルチーニ醤油系 柚子塩系
基本価格 1,800円 1,800円
最上位価格 2,200円(アルティメット) 2,200円(エクストリーム)
香りの主役 ポルチーニ茸 柚子
スープの印象 重厚・芳醇 繊細・爽快
おすすめ層 初訪問・インパクト重視 リピーター・スープ重視

「アルティメット」メニューは何が違うのか|2,200円の真実

「アルティメットポルチーニ醤油らぁ麺」──1,800円との決定的な差

アルティメットポルチーニ醤油らぁ麺(2,200円・税込)は、入鹿TOKYOメニューの最高峰に位置する一杯です。基本のポルチーニ醤油らぁ麺(1,800円)との差額は400円。この差額で何が変わるのか。まず、トッピングのグレードが全面的に引き上げられます。チャーシューはより厚切りで上質な部位が使われ、味玉、追加の具材が一杯の丼を埋め尽くします。さらに注目すべきは、トリュフペーストが添えられる点。このトリュフを途中でスープに溶かすことで、ポルチーニの森の香りにトリュフの大地の香りが加わり、味わいが劇的に変化します。一杯で「2つの味」を楽しめる設計は、2,200円という価格以上の体験価値をもたらしてくれるのです。

トリュフペーストによる「味変」の正しい楽しみ方

アルティメットに付属するトリュフペーストは、ラーメンにおける「味変」の概念を根本から変えるものです。通常のラーメン店で提供される味変アイテムといえば、酢、ラー油、ニンニク、胡椒あたりが定番。しかしトリュフペーストは、スープの味を「変える」のではなく「深化させる」という点で、まったく異なるアプローチです。おすすめの食べ方は、まず最初の3〜4口はトリュフを溶かさずにカルテットスープ+ポルチーニの味わいを堪能し、麺を半分ほど食べたところでトリュフペーストを少しずつ溶かしていく方法。一気に溶かすよりも、少量ずつ加えた方がスープの変化をグラデーションで楽しめます。最後のひとすすりまで飽きさせない、計算された構成なのです。

「高い」と感じるのは正しい?ラーメン1杯の原価率から考える

ラーメン1杯の原価率は一般的に30〜35%と言われています。つまり、800円のラーメンなら原価は240〜280円ほど。しかし入鹿TOKYOのアルティメットは、ポルチーニ茸、トリュフペースト、厳選された4種のスープ素材という高級食材を使用しているため、原価率はかなり高いと推測されます。ポルチーニ茸の乾燥品は100gあたり3,000〜5,000円、トリュフペーストも同等以上の価格帯です。これらを1杯ごとに使用していることを考えると、2,200円という価格は「高い」のではなく「高級食材を使って2,200円に抑えている」というのが実態に近いでしょう。フレンチやイタリアンの高級店で同じ食材を使った料理を頼めば、前菜1品で3,000円を超えることも珍しくありません。

🍜 ラーメン通の豆知識
ポルチーニ茸とトリュフは、どちらもキノコ類でありながら旨味成分の構成が異なります。ポルチーニはグアニル酸が主体で「森の深い香り」、トリュフはジメチルスルフィドを含む独特の芳香で「大地の官能的な香り」。この2つを同時に使うことで、キノコの持つ香りのスペクトルをフルに引き出しているのが入鹿TOKYOのアルティメットの真骨頂です。

メニューを支える麺・トッピング・サイドの実力

平打ちストレート麺に施された「角度」の秘密

入鹿TOKYOの麺は、平打ちストレートで、断面に角度をつけたカットが施されています。この「角度」こそが、入鹿TOKYOの麺の最大の特徴です。通常のストレート麺は断面が正方形か長方形ですが、入鹿TOKYOの麺は斜めにカットされることで、スープとの接触面積が増え、麺1本1本がより多くのスープを絡め取ります。平打ちにすることで唇に触れる面積が広がり、啜った瞬間の口当たりもなめらか。カルテットスープの繊細な味わいを損なわず、むしろ引き立てるために計算された形状なのです。太すぎず細すぎず、スープとの相性を最優先に設計された麺の加水率も、多加水寄りでモチモチとした食感を持ちながら、スープを吸いすぎないバランスが取られています。

チャーシューは「主役級の脇役」として設計されている

入鹿TOKYOのチャーシューは、スープの世界観を壊さないよう、あえて主張を控えめにしたタイプです。ラーメン店によっては、炙りチャーシューやスモークチャーシューなど、肉自体に強い風味を持たせる店もありますが、入鹿TOKYOは違います。しっとりとした低温調理のチャーシューは、噛むと肉の旨味がじわりと広がりますが、ポルチーニや柚子の香りを上書きしない。あくまでスープと麺が主役で、チャーシューは「主役を引き立てる名脇役」として機能しています。特製バージョンで追加されるチャーシューも同じ哲学で作られており、量が増えても味のバランスが崩れないのが見事です。

たまごかけごはん(400円)は「シメ」ではなく「第二幕」

入鹿TOKYOのサイドメニューで見逃せないのがたまごかけごはん(400円)です。このTKGは、残ったスープに浸して食べることを前提に設計されている──という説が常連の間でまことしやかに囁かれています。カルテットスープを残しておき、そこにTKGを少しずつ浸して食べると、卵黄のコクがスープと融合し、リゾットのような新しい味わいが生まれます。400円のサイドメニューが、一杯のラーメンを「2度楽しめる体験」に変えてくれるのです。なお、トリュフを使ったTKGも提供されることがあり、こちらはラーメンとは独立した一品料理として成立する完成度です。

📌 入鹿TOKYOメニューの価格一覧(ラーメンもぎ調べ・六本木店)

メニュー名 価格
醤油らぁ麺1,800円
塩らぁ麺1,800円
ポルチーニ醤油らぁ麺1,800円
柚子塩らぁ麺1,800円
特製バージョン(各種)+400円
アルティメットポルチーニ醤油らぁ麺2,200円(税込)
エクストリーム柚子塩らぁ麺2,200円(税込)
たまごかけごはん400円

※価格は変更の可能性があります。最新情報は公式SNS等でご確認ください。

楽しみ方|初訪問からリピーターまでの攻略法

初訪問の「正解オーダー」は存在するのか

入鹿TOKYOを初めて訪れるとき、メニューを前にして迷わない人はいないでしょう。結論を先に言えば、「特製ポルチーニ醤油らぁ麺」+「たまごかけごはん」が、最も満足度の高い初訪問オーダーです。理由は3つ。第一に、ポルチーニ醤油はこの店の代名詞であり、まずは看板メニューで店の実力を測るのが王道であること。第二に、特製にすることでトッピングとスープの調和まで体験できること。第三に、TKGで残ったスープを最後まで楽しめること。予算は1,800円+400円+400円=2,600円。ビブグルマン認定のフルコース体験としては、破格と言えるでしょう。

2回目以降のリピーターが試すべきメニューの順番

初訪問でポルチーニ醤油を制覇したら、2回目は柚子塩らぁ麺に進むのが定石です。醤油と塩を両方食べることで、カルテットスープの奥行きを立体的に理解できます。3回目以降は、いよいよアルティメット(2,200円)の世界へ。基本メニューとの違いを知っているからこそ、トリュフペーストの味変効果やトッピングの意味が深く理解できます。4回目以降のヘビーリピーターには、あえて基本の醤油らぁ麺(1,800円)塩らぁ麺(1,800円)を推奨します。ポルチーニも柚子もない、カルテットスープとタレだけの構成で食べると、この店のスープの実力が丸裸になります。

行列攻略|六本木店の混雑パターンと狙い目の時間帯

入鹿TOKYO六本木店は、特に週末を中心に行列が発生する人気店です。営業時間は火〜日の11:00〜20:00(L.O. 19:40)で、定休日は月曜日。六本木という土地柄、外国人観光客の来店も多く、ミシュラン掲載以降はその傾向が加速しています。比較的空いている時間帯は、平日の14:00〜16:00の中休けなしの通し営業時間帯。週末は開店直後の11:00に並ぶのが最も待ち時間が短い傾向にあります。アクセスは六本木駅7番出口から徒歩約2分と駅近で、雨の日でもストレスなく到着できる立地です。

⚠️ よくある誤解
「入鹿TOKYOは高級ラーメン店だから予算3,000円は覚悟すべき」と思っている方が少なくありませんが、実際の予算目安は1,800〜2,600円です。基本メニューのポルチーニ醤油らぁ麺は1,800円、醤油らぁ麺や塩らぁ麺も1,800円と、都内のラーメン店としては標準的な価格帯。アルティメットやエクストリーム(2,200円)はあくまで最上位メニューであり、基本メニューでも十分にビブグルマンの味を体験できます。

東久留米本店のメニューは六本木とまったく別物だった

月曜だけ開く「幻の本店」という営業スタイル

入鹿TOKYOの原点は六本木ではなく、東京都東久留米市にある本店です。しかし、この本店の営業形態は極めて特殊。店内での営業は月曜日のみで、しかも記帳制。他の曜日はテイクアウト専門として営業しています。つまり、六本木店の定休日である月曜日にだけ、本店で食べられるという構造。「六本木に行けない月曜日は東久留米へ」という選択肢が、コアなファンの間では定番になっています。週1日だけの営業に行列ができるという事実が、メニューの実力を何よりも雄弁に物語っています。

東久留米本店は「つけ麺専門」という衝撃

六本木店がらぁ麺を主軸にしているのに対し、東久留米本店のメニューはつけ麺のみという潔さ。特製ポルチーニしょうゆつけ麺(1,700円)ポルチーニしょうゆつけ麺(1,150円)山かけ柚子つけ麺(1,150円)などがラインナップされています。六本木店の「らぁ麺」と東久留米本店の「つけ麺」は、同じカルテットスープを使いながらも、まったく異なるアプローチで構築されたメニューです。つけ麺のスープは、らぁ麺よりも濃度を上げて作られており、冷たい麺を浸しても味がぼやけないよう設計されています。2023年9月からはメニューを「冷やしつけ麺」一本に絞るなど、常に進化を続けています。

桜エビのかき揚げごはんという「もう一つの主役」

東久留米本店のサイドメニューも侮れません。桜エビのかき揚げごはんは、つけ麺と並んで本店の名物となっています。サクサクのかき揚げに桜エビの風味が凝縮されており、つけ麺のスープに浸して食べれば、海老×海老の旨味の共演が楽しめます。カルテットスープに使われている海老の出汁と、桜エビのかき揚げが呼応し合うこの組み合わせは、本店でしか味わえない体験です。六本木店のTKGが「シメの第二幕」なら、東久留米本店のかき揚げごはんは「攻めのサイドメニュー」。この違いにも、2店舗のメニュー哲学の差が表れています。

⚖️ 六本木店 vs 東久留米本店 メニュー比較
項目 六本木店 東久留米本店
主力メニュー らぁ麺 つけ麺(冷やし)
営業日 火〜日 月曜のみ(店内)
価格帯 1,800〜2,200円 1,150〜1,700円
名物サイド たまごかけごはん 桜エビのかき揚げごはん
入店方式 並び順 記帳制

まとめ|入鹿TOKYOのメニューは「ラーメンの再定義」そのものだった

入鹿TOKYOのメニューを一通り見渡して感じるのは、この店が「ラーメンとは何か」という問いに、一杯ごとに答え続けているということです。鶏・豚・海老・貝の4種を別々に炊いて合わせるカルテットスープ、イタリア産ポルチーニ茸の芳醇な香り、トリュフペーストによる味変という新概念。1,800円の基本メニューから2,200円のアルティメットまで、どの価格帯を選んでも「この店でしか食べられない味」が待っています。

AFURI・一燈・凧という名店で修業を積んだ小川和弘氏が、和と洋の食材を融合させて到達した境地。それが入鹿TOKYOのメニューの本質です。ミシュランのビブグルマンを4年連続で獲得している事実は、その完成度が一過性のものではないことを証明しています。

最後に、入鹿TOKYOのメニューを楽しむために押さえておきたいポイントを整理します。

  • 初訪問は「特製ポルチーニ醤油らぁ麺」+「TKG」が最も満足度の高いオーダー(予算約2,600円)
  • カルテットスープは鶏・豚・海老・貝の4種別炊きブレンド。旨味の相乗効果で唯一無二の味わい
  • 基本メニューは1,800円で、ビブグルマンの味を手軽に体験できる
  • アルティメット・エクストリーム(2,200円)はトリュフペーストの味変付き。「一杯で二度楽しい」設計
  • 醤油系はインパクト重視、塩系はスープの本質を味わう設計。両方制覇してこそ入鹿TOKYOの真価がわかる
  • 東久留米本店は月曜のみ営業でつけ麺専門。六本木とは完全に別メニュー
  • 六本木店は火〜日の11:00〜20:00営業。六本木駅7番出口から徒歩約2分

まずは六本木店で看板のポルチーニ醤油を一杯。そこから始まるカルテットスープの世界は、あなたの「ラーメン観」を根底から覆してくれるはずです。

入鹿TOKYO 六本木の店舗情報

店名入鹿TOKYO 六本木
住所東京都港区六本木4-12-12 穂高ビル1F
営業時間11:00〜20:00(L.O.19:40)
定休日月曜日
公式サイトhttps://ameblo.jp/malbo666/

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ラーメンの「知らなかった!」を届ける雑学・トリビア特化メディア。スープの製法から麺の加水率、地域ごとの系譜まで、一杯の向こう側にある物語を掘り下げます。

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