券売機の前で3秒固まった経験、ありませんか。ボタンが多い、麺の量が3段階ある、そして席に座った途端に店員から何かを聞かれる。二郎系を名乗る店の入口には、たいてい「暗黙のルール」という見えない壁があります。ところがジャンクガレッジ——埼玉の人が「ジャンガレ」と呼ぶこのチェーンは、その壁を意図的に低く作った店です。
結論から言います。ジャンクガレッジの頼み方は、「券売機で食券を買う → 席に座る → 聞かれたら無料トッピングを答える」の3ステップだけ。しかも答えに詰まったら「全部普通で」と言えば完全に成立します。呪文のような早口コールも、後ろの客からの視線も必要ありません。
ただし、それは「何も知らなくていい」という意味ではありません。無料トッピングは6種類あり、その組み合わせ次第で同じ890円の一杯が別料理に変わります。さらに2025年9月には麺量の刻みが丸ごと作り替えられ、昔の情報のまま注文すると量を読み違えます。この記事では、券売機の前で迷わないための手順と、6種の無料トッピングをどう使い分けるか、そして2007年の大崎の倉庫から始まったこの店の物語まで、まとめて解説します。
・券売機からコールまで、ジャンクガレッジの頼み方3ステップの全手順
・無料トッピング6種(ニンニク・アブラ・チーズ・辛味・エビマヨ・ベビースター)の使い分け
・2025年9月に変わった麺量(小130g/並260g/大390g)と価格の最新情報
・2007年創業から「埼玉のソウルフード」になるまでの系譜と、麺・スープの設計思想
ジャンクガレッジの頼み方は3ステップで終わる|券売機からコールまでの全手順

まず全体像を押さえておきましょう。二郎系というと「ニンニクヤサイアブラカラメマシマシ」を一息で言い切る儀式を想像しがちですが、ジャンクガレッジはそこまで張り詰めていません。手順は極めて機械的で、覚えることは3つだけです。
券売機で最初に決めるのは「まぜそばかラーメンか」だけ
入店したら、まず券売機に向かいます。ここで決めるべき最重要事項は「まぜそば」か「ラーメン」かの一点。ジャンクガレッジは公式に「ラーメンとまぜそば二本柱で勝負」と掲げているブランドで、この2つは同じ店の別ジャンルだと思ったほうが正確です。
まぜそばはスープのない汁なし麺。豚骨と背脂と野菜を煮込んだスープを凝縮したかえしが丼の底に沈んでいて、それを極太麺に絡めて食べます。一方のラーメンは、その乳化した豚骨スープをそのまま丼に張った一杯。同じ厨房、同じ麺、同じ豚を使いながら、たどり着く食体験はまるで違います。
公式おしながきに並ぶのは、まぜそば系が「まぜそば(玉子なし/玉子あり)」「豚マシまぜそば」「パワフルまぜそば」、ラーメン系が「ラーメン」「豚玉ラーメン」「ラーメン(トリプル)」「味玉ラーメン」「味噌ラーメン」「辛ラーメン」。初訪問なら、店の看板であるまぜそばを選んでおけば外しません。「元祖まぜそば」を名乗る店で、まぜそばを頼まない理由がないからです。
券売機の支払い方法は店舗によって差があります。大宮駅前店のようにクレジットカード(VISA・Master・JCB・AMEX・Diners)、交通系電子マネー、PayPay・d払い・楽天ペイ・au PAYといったQR決済まで通る店もあれば、現金のみの店もあります。郊外のロードサイド店に行くときは、念のため千円札を財布に入れておくと安心です。
麺量は小130g・並260g・大390gの3段階|2025年9月に刻みが丸ごと変わった
ここが最も間違えやすいポイントです。ネット上には古い麺量情報が大量に残っていますが、2025年9月にジャンクガレッジは麺量と価格の体系を刷新しました。
ラーメンは旧「並200g=840円/大300g=940円/倍400g=1,040円」から、新「小130g=840円/並260g=890円/大390g=1,040円」へ。まぜそば(玉子なし)は旧「並200g=840円/大300g=940円」から、新「並260g=890円/大390g=1,040円」へと変わっています。
注目すべきは、旧「並」の200gが消え、新「並」が260gに増えたこと。つまり昔の感覚で「並」を頼むと、記憶より3割増しの麺が来ます。逆にラーメンには130gの「小」が新設されました。これは「二郎系=大食い専用」というイメージを崩しにいく設計で、少食の人や女性客が最初の一杯として選べる選択肢が公式に用意されたということです。
| サイズ | 旧(〜2025年9月) | 新(2025年9月〜) |
|---|---|---|
| 小(ラーメンのみ) | 設定なし | 130g/840円 |
| 並 | 200g/840円 | 260g/890円 |
| 大 | 300g/940円 | 390g/1,040円 |
| 倍 | 400g/1,040円 | 廃止(大に統合) |
※まぜそば(玉子なし)は並・大の2サイズ。価格・仕様は店舗や時期により異なる場合があります
コールが来るのは着席後、麺が茹で上がる直前
食券を買ったら席に座り、店員に食券を渡します。ここからが二郎系初心者が最も緊張する場面ですが、ジャンクガレッジのコールのタイミングは非常に分かりやすい。麺の調理が終わりに差しかかると、店員のほうから席まで来て「トッピングはいかがなさいますか」と聞いてくれます。
ラーメン二郎の総本山のように、丼を持った店主が黙って目線だけで催促してくる、というプレッシャーはありません。声をかけられてから答える。それだけです。慌てて先回りして叫ぶ必要はなく、むしろ聞かれる前に言うと調理の段取りとずれることがあります。
答え方も自由度が高く、「ニンニク少なめ、アブラ普通で」「ニンニクとアブラ以外で」「チーズとベビースターだけ」といった日常語で通じます。二郎系特有の「マシマシ」「カラメ」といった符牒を暗記していなくても、日本語で希望を言えば店員が翻訳してくれる。これがジャンガレが「二郎系の入口」と呼ばれる最大の理由です。
なお、この「聞かれてから答える」方式は逆に言えばタイミングを逃すと言いそびれるという弱点もあります。スマホを見ていて店員の声に気づかず、無料トッピングなしの素の一杯が着丼した、という失敗談は珍しくありません。食券を渡したら、丼が来るまではスマホを伏せておきましょう。
何も言えなくても大丈夫|「全部普通で」が正解になる理由
頼み方を調べている人が本当に知りたいのは、たぶん「最悪、何と言えば恥をかかないか」でしょう。答えは「全部普通でお願いします」。もしくは「なしでお願いします」。この2つのどちらかを言えば、注文は完全に成立します。
ジャンクガレッジのベースの一杯は、無料トッピングを何も足さなくても完成品として成立するよう設計されています。豚骨と背脂と野菜を入念に煮込んだスープ、食べ応えのある太麺、分厚いチャーシュー。これがブランドの定義そのものであり、無料トッピングはあくまで「上に乗せる遊び」です。
実際、常連ほど全部を増やしません。ニンニクとアブラを外して素材の輪郭を確かめる人もいれば、チーズだけ足して味の方向を一つだけ変える人もいる。「全増し」は最上級ではなく、単に一番賑やかな選択肢だと理解しておくと、注文がぐっと楽になります。
ちなみに公式アカウントも「麺少なめ・脂ぬき・ニンニクぬきもOK」「量の調整も可能なので、食べ切れる量で楽しめます」と明言しています。減らす方向のリクエストが公式に歓迎されている二郎系インスパイア店は、実はそれほど多くありません。
二郎本流のコールの作法と比べると、ジャンガレの気楽さがよく分かります。総本山の手順を知りたい方はこちらもどうぞ。

ラーメン二郎の暖簾をくぐる直前、券売機の前で固まってしまった経験はありませんか。「ニンニク入れますか?」の一言に頭が真っ白になり、思わず「大丈夫です」と答えて後…
無料トッピング6種の正体|ニンニク・アブラ・チーズ・辛味・エビマヨ・ベビースター
ジャンクガレッジの頼み方の核心は、この6種類にあります。二郎系の定番2種に、まったく系譜の違う4種が同居している。この構成こそが「ジャンクガレッジ」というブランド名の意味を体現しています。
ニンニクとアブラは二郎系譲りの直球
ニンニクは生の刻みニンニク。丼に投入した瞬間から立ち上る香りが強烈で、まぜそばの濃いかえしと混ざると、いわゆる「ジャンクな多幸感」を作り出す中心的な役割を担います。ラーメン二郎およびそのインスパイア店が共有する最も象徴的なトッピングです。
アブラは背脂。煮込んだ豚の脂身で、これを足すと丼全体のコクと甘みが跳ね上がります。まぜそばに入れると麺を包むオイルコーティングとして働き、麺のすすり心地が変わる。二郎系で「アブラ」と呼ばれるものの正体と役割は、ジャンガレでもほぼ同じです。
この2つには実用上の注意があります。ニンニクは翌日まで残る、アブラは胃にくる。平日昼に頼んで午後の商談に行く予定があるなら、ニンニクは「少なめ」か「なし」が現実的な判断です。実際に「ニンニク・アブラ以外で」を定番オーダーにしている常連の記録もあり、これは決して腰が引けた頼み方ではありません。
アブラとカラメが一杯にどう効くのかは、二郎系全体に通じるテーマです。仕組みを掘り下げたのがこちら。

ラーメン二郎のカウンターで、店員さんから「ニンニク入れますか?」と聞かれる。この一言が、実はニンニクだけを聞いているわけではないことをご存じでしょうか。あの問い…
チーズ・ベビースター・エビマヨはジャンガレ独自の発明
ここからがジャンクガレッジの真骨頂です。スライスチーズ(またはパウダーチーズ)、ベビースター、エビマヨという3種は、伝統的な二郎系のコール体系にはまったく存在しません。
チーズは濃い豚骨かえしに乳のコクを足す装置。塩気と旨味の角が丸くなり、麺に絡む粘度も上がります。まぜそばに入れると、和のかえしがいきなりイタリアン寄りの表情を見せる瞬間があり、これが病みつきになる人が多い。
ベビースターは食感のトッピングです。混ぜた直後はカリカリ、時間が経つと湿ってスナック菓子特有の甘じょっぱさが溶け出す。同じ丼の中で食感が二段階に変化するので、後半の飽きを防ぐ効果があります。おやつカンパニーとのタイアップでトッピング増量キャンペーンが行われたこともあり、単なる思いつきではなくブランドの看板として扱われている要素です。
エビマヨは最も好みが割れるトッピング。マヨネーズの酸味と海老の風味が、豚骨のこってりに対して明確なコントラストを作ります。「まぜそばに海老マヨ?」と眉をひそめる人もいますが、B級グルメの極致を標榜する店の看板メニューだと考えれば、むしろこれ以上ないほど文脈に合っています。
「ジャンクガレッジ」という店名は、実は誤植から生まれています。創業者は「三輪車」と「ジャンクガレージ」の2案で迷っていたところ、開店前の雑誌取材の電話で咳き込みながら「ジャンクガレージ」と伝えたら、誌面には「ジャンクガレッジ」と印刷されてしまった。そのまま店名として定着したという逸話です。ベビースターやエビマヨを無料トッピングに据える発想も、この偶然を面白がる気質と地続きに見えてきます。
辛味は後入れが鉄則|先に入れると引き返せない
6種目の辛味は、唐辛子ベースのペースト状の調味料です。丼に投入して混ぜると全体が辛くなり、豚骨の甘さが引き締まって輪郭がはっきりします。
ただしこれには扱い方があります。最初から全体に混ぜ込むと、辛さを戻す手段がありません。ジャンクガレッジのまぜそばは麺量が並でも260gあり、後半に向けて味が単調になりがちな料理です。だからこそ辛味は「途中から効かせる味変カード」として温存したほうが、一杯の体験が長持ちします。
おすすめの手順は、まず無料トッピングとして辛味を頼み、丼の縁に寄せておくこと。半分ほど食べ進めたところで麺に絡めていくと、同じ一杯で二つの味を楽しめます。同じ考え方で、卓上の胡椒・酢・ラー油も後半用に残しておくと、最後の一口まで飽きません。
なお、辛さそのものを主題にしたいなら、券売機の段階で「辛ラーメン」を選ぶという道もあります。無料トッピングの辛味は「足す」ための道具、辛ラーメンは「そういう料理」。目的地が違うので、混同しないほうがいいでしょう。
「全増し」と言うと何が起きるか
ジャンガレの店内では「全増し」「全まし」という言い方が通用します。これは無料トッピング6種をすべて増量するという意味で、注文が一言で済む便利な符牒です。
実際に全増しを頼むと、丼の上にニンニクの山、背脂、チーズ、ベビースター、エビマヨ、辛味が同時に乗ります。見た目のインパクトは絶大で、SNS映えという意味ではこれ以上ない絵になる。ただし味の方向は「全部乗せ=全部の味が主張する」状態になり、豚骨かえしの輪郭は当然ぼやけます。
報告されている例では、ニンニクとアブラ以外はダブル・トリプルまで増やせるとされ、さらにフライドガーリックを追加できるケースもあります。ここまで来ると、もはや麺料理というより「食べる遊園地」です。
初回に全増しを選ぶのは、正直おすすめしません。基準の味を知らないまま最大音量を聴くようなもので、次に何を調整すればいいか分からなくなるからです。2回目以降、自分の好みの軸が見えてからが全増しの出番です。
| トッピング | 味の方向 | 初回のおすすめ |
|---|---|---|
| ニンニク | 香りと刺激を足す | 少なめ |
| アブラ(背脂) | コクと甘みを足す | 普通 |
| チーズ | まろやかにする | 2回目から |
| ベビースター | 食感を足す | 3回目から |
| エビマヨ | 酸味で切る | 好みが割れる |
| 辛味 | 引き締める | 後半の味変用 |
※おすすめ欄はラーメンもぎ編集部の整理。無料トッピングの内容は店舗・時期により異なる場合があります
まぜそばとラーメンで頼み方はどう変わるのか

同じ店の同じ券売機に並んでいても、まぜそばとラーメンでは注文時に気にすべきポイントが違います。ここを理解しておくと、2回目以降の満足度が明確に上がります。
まぜそばは「混ぜてからが本番」という前提で頼む
まぜそばは、着丼した瞬間の見た目で判断してはいけない料理です。丼の底に濃いかえしが沈み、上に麺とトッピングが乗っている状態で運ばれてくるため、混ぜる前は「思ったより地味だな」と感じることがあります。
正解は、白い麺が見えなくなるまで底から豪快に返すこと。かえしと背脂と具材が全ての麺に行き渡って初めて、この料理は完成します。混ぜが甘いと、序盤は味が薄く、終盤に丼の底で塩辛さが爆発するという最悪の分布になります。
この前提があるので、まぜそばのトッピング選びは「混ざったときにどうなるか」で考えるのがコツです。チーズは混ざると全体をまろやかにし、ベビースターは混ざっても食感が残り、エビマヨは混ざると全体が酸味を帯びる。乗せる絵ではなく、混ぜた後の一体の味を想像して選ぶ。これが上級者の頼み方です。
まぜそばというジャンルそのものの成り立ちに興味が湧いたら、名古屋発の兄弟分についてもどうぞ。

ニンニクの香りが立ちのぼる極太麺を、卵黄がとろりと絡めながら一気にかき混ぜる——名古屋めしの一角にすっかり定着した台湾まぜそば。汁なしなのにパンチがあって、食べ…
ラーメンのヤサイコールは二郎とルールが違う
ラーメンを選んだ場合、二郎系経験者が真っ先に口にしたくなるのが「ヤサイマシマシ」です。ジャンクガレッジでもヤサイの増量は可能で、増し・ダブル・トリプルまで対応するという報告があり、実際にヤサイをトリプルまで積み上げると2kg級の山になるという検証記事も存在します。
ただしここで注意が必要です。公式のおしながきでは、「ヤサイ」が有料トッピングの一覧にも記載されています。つまり店舗や時期、あるいはメニューによって、ヤサイの扱いが無料増量なのか有料オプションなのかが変わる可能性がある。
誤解:「二郎系だからヤサイマシマシは全店どこでも無料」
ジャンクガレッジの無料トッピングとして公式に整理されているのはニンニク・アブラ・チーズ・辛味・エビマヨ・ベビースターの6種で、ヤサイは公式おしながきの有料トッピング欄にも名前があります。
原因:二郎系のコール体系をそのまま当てはめてしまうため。
対策:券売機の表示を必ず確認し、迷ったらコールのときに「ヤサイは増やせますか」と口頭で聞く。ジャンガレの店員は質問に丁寧に答えてくれます。
玉子あり・玉子なしの分岐で価格が動く
まぜそばには「玉子あり」と「玉子なし」の2バージョンがあり、券売機の段階で選びます。ここは後から変更できない、数少ない「取り返しのつかない分岐」です。
テイクアウトの価格を見ると、まぜそばが890円、まぜそば(玉子あり)が990円。玉子の有無で100円の差がつく計算です。この玉子は生玉子(黄身)で、混ぜると全体がまろやかにまとまり、濃いかえしの塩気が和らぎます。
判断基準はシンプルです。濃い味をそのまま浴びたいなら玉子なし、途中で角を丸めたいなら玉子あり。特にニンニクとアブラを増やす予定があるなら、玉子ありのほうが最後まで走り切りやすい。逆に、素のかえしの設計を確かめたい初回は玉子なしという選択も理にかなっています。
なお2026年6月17日からは期間限定で「冷しまぜそば」(テイクアウト990円)も登場しており、特製ドレッシングを使ったサラダ感覚の汁なしラーメンとして案内されています。季節メニューは券売機のボタンが増える原因でもあるので、行く前に公式の告知を眺めておくと入店後の判断が速くなります。
豚マシ・パワフル・味噌・辛|派生メニューをどう選ぶか
券売機には基本の2択以外にも、いくつかの派生が並びます。豚マシまぜそばは分厚いチャーシューを増量したバージョンで、肉を主役にしたい人向け。パワフルまぜそばは名前のとおり出力を上げた構成で、常連の間で人気の高い一杯です。
ラーメン側には豚玉ラーメン(豚と玉子のセット)、ラーメン(トリプル)、味玉ラーメン、味噌ラーメン、辛ラーメンが並びます。味噌ラーメンは豚骨ベースに味噌が乗る構成で、寒い時期の埼玉のロードサイド店では有力な選択肢になります。
選び方の指針を一つ挙げるなら、初回は派生を選ばないことです。派生メニューは基本形を知っている人が「どこを増幅したいか」で選ぶもので、基準を持たないまま選ぶと、何がその店の味なのか分からないまま食べ終わってしまいます。
ただし例外があります。もしあなたが二郎系を何十杯も食べてきた人で、ジャンガレの立ち位置を測りに来たのなら、初回からパワフルまぜそばを選んで振り切った姿を見るのも一つの筋です。基準を持っている人にとっては、最大出力こそが最短の理解になります。
初めての一杯で失敗しないための注文設計
ここまでの内容を、実際の行動に落とし込みます。初訪問の人が券売機の前で3秒以内に判断できるレベルまで、選択肢を絞っておきましょう。
初回の最適解は「まぜそば並・ニンニク少なめ・アブラ普通」
迷ったらこれです。まぜそば(玉子なし)並260g=890円を買い、コールのときに「ニンニク少なめ、アブラ普通で」と伝える。これでジャンクガレッジの基準の味がほぼそのまま体験できます。
ニンニクを「少なめ」にするのは、香りに慣れていない人が最初に打ちのめされる要素だからです。ゼロにすると店の個性が半分抜けてしまうので、少量だけ入れて輪郭を確かめる。アブラは普通にしておけば、麺のコーティングとしての役割を体感できます。
ここでチーズやベビースターを我慢するのには理由があります。1回目は基準線を引く回だからです。基準がないまま4種を同時に足すと、次回どれを外すべきか判断できません。2回目にチーズだけ、3回目にベビースターだけ、と一つずつ足していけば、自分の好みの地図が3回で完成します。
麺量については、並260gは決して少なくありません。ラーメンを選ぶなら小130gという逃げ道もありますが、まぜそばは並からのスタートです。食べきれるか不安なら、コールのときに「麺少なめでお願いします」と伝えれば対応してもらえます。
「麺少なめ・脂ぬき・ニンニクぬき」は公式が歓迎している
ここが、ジャンクガレッジという店を語るうえで最も重要な事実かもしれません。ブランドの公式アカウントは「初ジャンクで不安なそこのあなた! ジャンクガレッジ、初心者にも優しいんです」「麺少なめ・脂ぬき・ニンニクぬきもOK。量の調整も可能なので、食べ切れる量で楽しめます。スタッフにお声がけください」と明確に発信しています。
二郎系インスパイアの世界では、減らす方向のリクエストが暗黙のうちに嫌がられる店も存在します。それに対してジャンガレは、減量オプションを「言っていいこと」としてブランド側から宣言している。これは頼み方の心理的ハードルを、店の側が能動的に下げにいっているということです。
実際、この姿勢は店舗展開にも表れています。イオンモールやカインズといった商業施設内への出店が進み、二郎系の看板を掲げながらファミリー層や女性客が入れる導線が意図的に作られている。券売機の「小130g」新設も、同じ思想の延長線上にあります。
だから遠慮は不要です。「量を減らしてください」は、この店では負けの申告ではなく、正規の注文です。
昼と夜で頼み方を変える|ニンニクの残り方という現実問題
頼み方の記事でほとんど語られないのが、この時間帯の問題です。ジャンクガレッジの生ニンニクは強力で、翌日まで匂いが残ることを前提に注文を設計する必要があります。
平日の昼、午後に人と会う予定があるなら、ニンニクは「なし」か「少なめ」。この場合はチーズやベビースターで満足度を補うのが賢い設計です。チーズは乳製品の香りが前に出るぶん、ニンニク不在の物足りなさを埋めてくれます。
逆に、夜に食べてそのまま帰宅するだけなら、ニンニクを増やす絶好の機会です。東大宮店のように平日でも23時まで営業している店舗があり、金曜・土曜・祝前日は24時まで開いています。仕事帰りに全力の一杯を浴びる、という使い方ができる。
アブラについても同じ発想が使えます。背脂は消化に時間がかかるため、就寝直前に大量に入れると翌朝に響く。夜遅い時間なら「アブラ少なめ」にして、代わりに辛味で満足度を稼ぐ。時間帯に合わせて無料トッピングの構成を組み替えるのが、通の頼み方です。
二郎系が怖い人ほどジャンガレから入るべき理由
意外と知られていないのですが、ジャンクガレッジは「二郎系の練習台」として使うにはやや不正確な店です。というのも、この店は二郎のコール体系を簡略化したのではなく、最初から別の文化圏として設計されているからです。
チーズもベビースターもエビマヨも、二郎には存在しません。ヤサイの位置づけも違う。ここで慣れても、ラーメン二郎の券売機の前でそのまま通用するわけではないのです。
では何の練習になるのか。答えは「濃い味・太麺・多量」という食体験そのものへの耐性です。260gの極太麺を、背脂とニンニクが効いた濃いかえしで食べ切る。この身体的な経験値は確実に積み上がります。味の設計思想ではなく、量と濃度に慣れる場所だと考えれば、ジャンガレは極めて優秀な入口です。
そして、そもそも二郎に行かなくてもいい。埼玉の人にとってジャンクガレッジは二郎の代わりではなく、ジャンクガレッジという固有のジャンルです。ブランド自身が「埼玉県のソウルフード」を目指すと語っている以上、比較の物差しから降りて楽しむのが、いちばん正しい向き合い方でしょう。
初訪問の注文は「まぜそば(玉子なし)並260g=890円/ニンニク少なめ・アブラ普通」で確定させてよい。ここが基準線になり、2回目以降に足すカードを1枚ずつ試せば、3〜4回で自分の最適解にたどり着けます。量が不安なら「麺少なめ」、匂いを避けたい日は「ニンニクぬき」——どちらもブランド公式が明言している正規の注文です。
なぜこの頼み方が生まれたのか|2007年、大崎の倉庫から始まった物語

無料トッピング6種という独特の体系は、どこから来たのか。それを理解するには、この店の来歴をたどる必要があります。
創業は2007年1月31日、六厘舎の隣の倉庫
ジャンクガレッジの1号店は、埼玉ではありません。2007年1月31日、東京都品川区大崎。しかもその場所は、つけ麺の名門「六厘舎」の隣にあった倉庫を改装した店舗でした。
この立地は象徴的です。当時の大崎といえば、六厘舎の行列が東京のラーメンシーンを塗り替えつつあった時期。その隣で、まったく毛色の違う「ジャンクな汁なし麺」を出す店が始まったわけです。洗練を極めていく濃厚魚介つけ麺の真横で、B級グルメの極致を宣言する。この対比が、ブランドの初期衝動をよく表しています。
倉庫を改装した店内、「ガレッジ」という店名、剥き出しのジャンク感。すべてが繋がっています。無料トッピングにスナック菓子やマヨネーズを持ち込む発想も、ここが出発点だと考えれば筋が通ります。
そして2008年6月19日、店は埼玉県さいたま市見沼区東大宮へ移転します。ここから、埼玉のブランドとしてのジャンクガレッジが始まりました。
- 2007年1月31日:東京都品川区大崎で創業。六厘舎の隣の倉庫を改装した店舗だった
- 2008年6月19日:埼玉県さいたま市見沼区東大宮へ移転。埼玉での展開が本格化
- 複数県へ拡大→撤退:太麺になじみのない地域で苦戦し、埼玉・群馬に軸足を戻す
- 2020年頃:太さの異なる3種を混ぜた特注の「3種混合麺」を導入
- 2025年9月:麺量と価格を改定。小130g/並260g/大390gの新体系へ
店名は誤植から生まれた|「三輪車」になっていたかもしれない
先に触れた逸話をもう少し詳しく。創業者は屋号を「三輪車」と「ジャンクガレージ」の2案で迷っていました。開店前、雑誌の取材電話を受けた際に「ジャンクガレージ」と伝えたのですが、そのとき咳き込んでいたため、誌面には「ジャンクガレッジ」と印刷されてしまった。そしてその誤植のほうを、そのまま店名として採用したというのです。
この話が面白いのは、単なる笑い話で終わらないところです。「ガレージ」なら英語のまま、車庫の意味が伝わる。しかし「ガレッジ」になった瞬間、日本語としての独自の響きが生まれ、検索性も固有名詞性も跳ね上がりました。偶然が結果的にブランディングとして機能した稀有な例です。
もし「三輪車」を選んでいたら、無料トッピングにベビースターを載せる店にはならなかったかもしれない。名前が店の性格を規定するという意味では、この誤植はジャンクガレッジの頼み方そのものの起点だとも言えます。
現在の運営は株式会社松富士食品。牛丼チェーンでおなじみの松屋フーズホールディングス傘下の企業です。個人店の勢いで始まったブランドが、大手グループの資本のもとで店舗網を広げているという構図になります。
「太麺になじみのある土地」を選んだ撤退と再集中
ジャンクガレッジは、一時期複数の県へ展開しています。しかしその多くで「太麺になじみがない」という壁にぶつかり、撤退しました。この経験が、現在の店舗戦略を決定づけています。
ブランドが埼玉に軸足を戻した理由として語られているのが、武蔵野うどんの存在です。埼玉には、コシの強い太いうどんを日常的に食べる文化が根づいている。だから極太麺への抵抗が少なく、「ワシワシと噛んで食べる麺」が受け入れられる土壌があった、という説明です。
これは頼み方にも影響しています。埼玉のロードサイド店では、大390gを頼む客がごく普通に存在する。同じ量を東京の駅前で出したら残す客が続出するかもしれませんが、この土地では「そういうもの」として成立している。麺量の設定は、土地の食文化と切り離せません。
現在は埼玉県と群馬県を中心に展開し、「埼玉県のソウルフード」を目指すという方針が掲げられています。全国制覇ではなく、一つの県で圧倒的な密度を作る。ラーメンチェーンの拡大戦略としては、かなり珍しい選択です。
「元祖まぜそば」を名乗る根拠はどこにあるのか
ジャンクガレッジは公式に「元祖まぜそば」を掲げています。汁なし麺自体は油そばとして戦後から存在するのに、なぜ元祖を名乗れるのか。ここには明確な線引きがあります。
従来の油そばは、丼に張ったかえし(タレ)に麺を絡める料理でした。それに対してジャンクガレッジが考案したのは、かえしと、旨味を凝縮した豚骨スープを合わせたものに特注の太麺を絡めるという構造です。つまりベースが「タレ」ではなく「濃縮スープ入りのタレ」になっている。
トッピングの体系も油そばとは異なります。油そばの定番が酢とラー油による味変だったのに対し、ジャンガレは無料トッピング6種という「組み立て型」の遊び方を用意した。素材の構成と、客が参加する仕組みの両方を作り変えたことが、「元祖」を名乗る根拠になっています。
この背景を知っていると、頼み方の意味が変わります。無料トッピングを選ぶという行為は、単なるカスタマイズではなく、この料理ジャンルの設計思想そのものに参加することだからです。「全部普通で」も立派な一手ですが、6種の中から2つ選ぶだけで、あなたは元祖まぜそばの共同制作者になります。
麺・スープ・豚を知ると、頼み方はもっと面白くなる
ここからは一歩踏み込んで、丼の中身の設計を見ていきます。何が入っているかを知ると、トッピングの選び方が「なんとなく」から「狙って」に変わります。
3種混合麺という発明|食べ応えと食べやすさの両立
ジャンクガレッジの麺は、2020年頃から太さの異なる3種類を混ぜた特注の「3種混合麺」が採用されています。これは二郎系インスパイア店としてはかなり異例の設計です。
ブランド側の説明はこうです。「幅広い層に喜んでもらうために、太い麺で食べごたえを残しつつ、細い麺で食べやすさも表現している」。つまり一杯の中に、噛みしめる楽しさとすすりやすさが同居している。二郎系の極太麺が持つ「重い」「食べ疲れる」という弱点を、麺の構成そのもので緩和しにいったわけです。
この設計は、頼み方にも直結します。太さが均一でないぶん、かえしの絡み方も麺によって変わる。だからこそ混ぜ方が重要になり、チーズのような粘度を上げるトッピングが効果的に働きます。均一な麺なら不要だった工夫が、混合麺だからこそ意味を持つ。
ちなみに、この麺を支える土台が埼玉の武蔵野うどん文化だという話は前述のとおりです。太麺の食べ応えに慣れた土地でなければ、3種混合麺という発想自体が生まれなかったかもしれません。
豚骨・背脂・各種野菜を入念に煮込んだスープが土台
ブランドの公式説明では、ジャンクガレッジの構成要素は「豚骨、背脂、各種野菜を入念に煮込んだスープ、食べ応え抜群の太麺、分厚いチャーシュー」と定義されています。この3点セットがブランドの背骨です。
ここで見落とされがちなのが「各種野菜」の部分。豚骨と背脂だけなら単なる濃厚豚骨ですが、野菜を煮込むことで甘みと厚みが加わります。二郎系のスープが持つ独特の甘さは、この野菜由来の成分に負うところが大きい。
まぜそばの場合、このスープはさらに凝縮されてかえしと合わさります。つまりまぜそばの底に沈んでいるのは「ラーメンのスープを煮詰めたもの」に近い。だから濃い。だから麺全体に行き渡らせないと味が偏る。混ぜろと言われる理由が、ここで構造的に説明できます。
この理解があると、トッピングの選択が変わります。すでに甘みと濃度が十分にあるところへチーズを足せば、方向は「よりまろやかに」。辛味を足せば「引き締める」。エビマヨを足せば「酸で切る」。どのカードがどう働くかが、味の土台から逆算できるようになります。
2025年9月改定後の価格を麺1gあたりの単価に換算すると、意外な事実が見えてきます。ラーメン小130g/840円は約6.5円/g、並260g/890円は約3.4円/g、大390g/1,040円は約2.7円/g。つまり小から並に上げるだけで単価はほぼ半分になります。「小は少ないぶん安い」のではなく、小はスープや豚といった麺以外の原価が丸ごと乗った価格だということ。食べ切れるなら並が最も費用対効果の高い選択です(各サイズの公表価格から編集部が算出)。
分厚いチャーシュー「豚」と、豚増しという選択
ジャンクガレッジのチャーシューは、ブランド説明でも「分厚いチャーシュー」と明記される看板要素です。二郎系の文脈では、この厚切り煮豚は「豚」と呼ばれます。
有料トッピングには豚増しが用意されており、報告例では1枚単位で追加でき、上限まで積める仕組みになっています。券売機のメニューにも「豚マシまぜそば」「豚玉ラーメン」「豚玉セット」といった、豚を主役にした構成が並びます。
ここで頼み方のコツを一つ。豚を増やすなら、無料トッピングは絞ったほうがいい。肉の旨味と脂が丼に増えるぶん、そこへアブラやチーズを重ねると全体が重くなりすぎます。豚増しを選ぶ日は「ニンニクのみ」「辛味のみ」といったシンプルな構成にして、肉の存在感を主役に据える。これで一杯の焦点がはっきりします。
逆に、無料トッピングを全増しにして遊びたい日は、豚は標準のままでいい。増やす方向は一つに絞る——これがジャンクガレッジの注文設計における、最も実用的な原則かもしれません。
卓上調味料をいつ使うか|後半戦の設計
ジャンクガレッジのまぜそばは、並でも麺260g。しかも味が濃い。この二つが組み合わさると、後半で味覚が飽和するという現象が起きます。
常連が実践しているのが、卓上調味料による味変です。胡椒、酢、ラー油といった定番を、丼の半分を過ぎたあたりから投入する。特に酢は効果が高く、背脂で重くなった口の中をリセットして、残りの麺を軽くしてくれます。
コショウの効かせ方も見逃せません。実際に「フライドガーリック+卓上コショウ」を定番の締めにしている食べ手の記録もあり、香りの方向を後半で一度切り替えるという発想は、この店の一杯と非常に相性がいい。
つまり頼み方の設計は、券売機とコールだけでは終わりません。「前半をどう頼むか」と「後半をどう変えるか」をセットで考える。無料トッピングの辛味を温存し、卓上の酢と胡椒を後半に回す。この二段構えを覚えると、260gが驚くほど軽く感じられます。
有料トッピングとサイドの選び方|ライス・豚増し・RED
無料トッピングばかりが注目されるジャンクガレッジですが、券売機には有料トッピングも豊富に並んでいます。ここを使いこなせるかどうかで、常連度が分かれます。
有料トッピングの全体像
公式おしながきに記載されている有料トッピングは、豚玉セット、味玉、半熟玉子、豚増し、RED、ニンニク肉脂、エビマヨ、ベビースター、スライスチーズ、ヤサイ、ライスです。
興味深いのは、エビマヨ・ベビースター・スライスチーズが無料トッピングにも有料トッピングにも登場すること。これはおそらく、無料の範囲を超えて大量に追加したい場合や、テイクアウト時の扱いに対応するための設定でしょう。「無料でもらえるのに有料の欄にもある」という一見矛盾した構成は、券売機の前で混乱を招きやすいポイントです。
迷ったときの原則はこうです。無料トッピングは券売機で買わない。まず食券は本体だけを買い、コールで無料分を頼む。それでも足りないと感じたら、次回から券売機で有料分を追加する。この順番なら、無駄な出費が発生しません。
価格については店舗や時期による差があるため、券売機の表示を確認するのが確実です。公式の店舗ページで各店の情報が公開されているので、行く前に目を通しておくといいでしょう。
ライスは「アブラ丼」への入口になる
二郎系の楽しみ方として広く知られているのが、丼に残った具材と脂をライスに乗せて食べる手法です。ジャンクガレッジでもライスがトッピング欄に用意されており、この遊び方が想定されています。
まぜそばの場合、丼の底には濃縮されたかえしが必ず少量残ります。ここにライスを投入して絡めれば、それだけで完成された炭水化物料理になる。ニンニクとアブラを増やしていれば、なおさら威力を発揮します。
ただし注意点があります。まぜそば並260g+ライスは、想像以上の総量になります。麺だけでうどん玉2つ分に近い量があるところへ、さらに米が加わる。ライスを頼むなら麺は小さめにしておくか、あるいはライスを最初から狙って麺量を調整するのが現実的です。
報告例では小ライスの設定がある店舗もあります。「ライスは欲しいが完食は不安」という場合、小サイズがあるかを券売機で確認してみてください。
REDとニンニク肉脂|上級者向けの2枚
有料トッピング一覧の中で、初見では意味が分からないのが「RED」と「ニンニク肉脂」でしょう。
ニンニク肉脂は、名前のとおりニンニクと肉と脂を合わせたトッピングです。無料のニンニクと無料のアブラを別々に足すのとは違い、あらかじめ組み合わさった状態で丼に加わるため、味の一体感が違います。ジャンクガレッジの「ジャンクさ」を最短距離で味わいたいなら、これを選ぶ手があります。
これらは基準の味を知ってから手を出すべき札です。初回に有料トッピングまで盛ると、何が効いているのか分からないまま食べ終わります。2回目、3回目と通ううちに「もう少し肉の脂が欲しい」「もっと辛くしたい」という具体的な欲求が出てきたときが、これらの出番です。
誤解:「無料トッピングは全部もらったほうが得」
全増しにすると6種すべてが丼に乗りますが、チーズ・エビマヨ・ベビースター・辛味は互いの香りを打ち消し合い、豚骨かえしの輪郭も消えます。
原因:無料=もらわないと損、という発想で注文してしまうため。
対策:1回に足すのは2種まで。基準の味を知ったうえで、その日変えたい方向(まろやかに/引き締める/食感を足す)を一つ決めてから選ぶ。全増しは基準を持ってからの楽しみに取っておきましょう。
テイクアウトの頼み方は店内と別ルール
ジャンクガレッジはテイクアウトにも対応しています。公式のお持ち帰りメニューには冷凍チャーシュー、まぜそば(玉子あり)、豚玉ラーメン、チャーシュー弁当が並びます。
テイクアウト価格は、まぜそば890円、まぜそば(玉子あり)990円、期間限定の冷しまぜそば990円。店内と同じ価格帯ですが、選べるメニューの幅は絞られています。
テイクアウトで注意したいのは、無料トッピングの扱いが店内と同じとは限らない点です。持ち帰り容器の構造上、生ニンニクや辛味を別添えにする店舗もあれば、対応が異なる場合もあります。持ち帰りでカスタマイズしたい場合は、注文時に口頭で確認するのが確実です。
また、まぜそばは時間が経つと麺がかえしを吸って味が変化します。持ち帰るなら、できるだけ早く食べるか、あるいはあえて濃いめの構成を避けるのが賢い選択。店内で食べるときと同じ設計で頼むと、家に着く頃には想定より濃くなっていることがあります。
まとめ|ジャンクガレッジの頼み方は「3ステップ+6枚のカード」
ジャンクガレッジの頼み方を難しくしているのは、店の仕組みではなく「二郎系はこういうものだ」という先入観のほうです。実際の手順は、食券を買って、席に着いて、聞かれたら答えるだけ。しかもブランド自身が「麺少なめ・脂ぬき・ニンニクぬきもOK」と公言している店なので、遠慮する理由がどこにもありません。
覚えておくべきは、無料トッピングという6枚のカードの意味です。ニンニクとアブラは二郎系譲りの直球、チーズ・ベビースター・エビマヨはこの店が発明した変化球、そして辛味は後半に切る味変カード。この6枚をどう組むかが、890円の一杯を自分の料理に変える唯一の操作系です。
そして忘れてはいけないのが、2025年9月に麺量の刻みが変わったこと。並は200gから260gへ増え、ラーメンには130gの小が新設されました。古い情報のまま「並」を頼むと、記憶より3割多い麺が来ます。逆に、少食でも小サイズという逃げ道が公式に用意された、と捉えることもできます。
最初の一歩は、まぜそば(玉子なし)並260g=890円を買い、コールで「ニンニク少なめ、アブラ普通で」と伝えること。ここで基準の味を体に入れておけば、2回目にチーズを足し、3回目にベビースターを試し、4回目でようやく全増しに挑む、という自分だけの地図が描けます。2007年に大崎の倉庫から始まり、埼玉のソウルフードを目指すに至ったこのブランドの一杯を、ぜひ「元祖まぜそば」の名にふさわしい遊び方で味わってみてください。
ジャンクガレッジ 東大宮店の店舗情報
| 住所 | 〒337-0051 埼玉県さいたま市見沼区東大宮4-47-4 |
| 電話番号 | 048-662-0036 |
| 営業時間 | 平日・日曜・祝日 11:00〜23:00(L.O.22:45)/金曜・土曜・祝前日 11:00〜24:00(L.O.23:45) |
| 席数 | 16席 |
| 駐車場 | あり |
| 公式サイト | 公式店舗ページ |
ジャンクガレッジ 大宮駅前店の店舗情報
| 住所 | 〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町1-24-1 1F |
| 電話番号 | 048-779-8537 |
| 営業時間 | 11:00〜22:40(L.O.22:25) |
| 席数 | 12席(カウンターのみ) |
| 支払い方法 | クレジットカード(VISA・Master・JCB・AMEX・Diners)/交通系電子マネー/QRコード決済(PayPay・d払い・楽天ペイ・au PAY) |
| 公式サイト | 公式店舗ページ |
メニューの最新情報や店舗一覧は、ジャンクガレッジ公式おしながきおよびジャンクガレッジ公式サイトで確認できます。価格・麺量・トッピングの仕様は店舗や時期によって変わるため、来店前に公式情報を見ておくと安心です。

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