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萬珍軒|玉子とじラーメン発祥の名古屋老舗町中華を徹底解説

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名古屋駅の西側、太閤通沿いに半世紀以上の歴史を刻む老舗中華料理店があります。「萬珍軒(まんちんけん)」——先代が屋台を引き始めてから54年余り、昭和43年(1968年)に太閤通に実店舗を構え、以来この地で三世代にわたって愛され続けてきた、名古屋を代表する町中華の名店です。

萬珍軒の代名詞は、なんといっても「玉子とじラーメン」。屋台時代の試行錯誤から生まれたこのメニューは、1杯に全卵2個分をスープに溶き入れるという独創的な発想で、名古屋のラーメン史に唯一無二の存在として刻まれています。三河鶏がらと豚骨を毎日10時間以上煮込んだ黄金色のスープ、特注の極細麺、そして溶き卵が生み出すまろやかな口当たり——この記事では、1日500杯以上を売り上げる名古屋の老舗・萬珍軒の全貌を余すことなく解説します。

📌 この記事でわかること
・萬珍軒の看板メニュー「玉子とじラーメン」の誕生秘話と味の特徴
・全メニューの最新価格(ラーメン・中華飯・餃子・一品料理)
・屋台から実店舗へ——萬珍軒54年の歴史と玉子とじ発祥のエピソード
・60席の広い店内・駐車場20台・中村区役所駅徒歩3分のアクセス情報
目次

萬珍軒の全メニューと最新価格——ラーメンだけじゃない町中華の実力

萬珍軒の全メニューと最新価格——ラーメンだけじゃない町中華の実力の解説画像

看板メニュー「玉子とじラーメン(醤油)」は880円——発祥の味を受け継ぐ一杯

「玉子とじラーメン(醤油)」(880円)が萬珍軒の看板メニューです。三河鶏がらと豚骨をじっくり10時間以上煮込んだスープに、全卵2個分の溶き卵を混合した独自の一杯。スープの表面を覆うふわふわの溶き卵が、鶏がらスープのコクをまろやかに包み込み、普通のラーメンとはまったく異なる食感と味わいを生み出しています。

880円という価格は、卵2個分を贅沢に使った手間を考えればむしろお値打ちです。卵は一杯ずつ丁寧に溶き入れるため、注文から提供までにやや時間がかかることがありますが、その待ち時間こそ「一杯入魂」の証。醤油ベースのスープと卵の甘みが溶け合い、レンゲですくうたびに黄金色のスープと白い卵のコントラストが目を楽しませます。鶏がらの旨みが卵に包まれて角が取れ、後味はどこまでも優しい——子どもからお年寄りまで万人に愛される味わいです。麺は特注の黄色い極細麺で、やわらかめのスープにするするとなじむ食べ心地が特徴です。

「玉子とじ担担麺」990円から「叉焼麺」1,045円まで——ラーメンメニュー一覧

🍜 萬珍軒 ラーメン・麺メニュー
メニュー 価格(税込) 特徴
玉子とじラーメン(醤油) 880円 看板メニュー・全卵2個使用
玉子とじ担担麺 990円 辛み×玉子のまろやかさ
もやし麺 957円 シャキシャキ食感
ワンタン麺 957円 つるりとした皮が人気
天津麺 957円 卵あんかけ×ラーメン
五目麺 957円 野菜たっぷり
叉焼麺 1,045円 チャーシューどっさり

萬珍軒のラーメンメニューは、看板の玉子とじラーメンだけではありません。玉子とじ担担麺(990円)は、辛みのある担担スープに溶き卵のまろやかさが合わさった独特の一杯。辛いものが好きだけど激辛は苦手——という人にちょうどいい「辛さの角が取れた」担担麺です。もやし麺・ワンタン麺・天津麺・五目麺はいずれも957円で、町中華ならではの安心感あるラインナップ。叉焼麺(1,045円)は厚切りチャーシューがどっさり載った満足度の高い一杯です。

中華飯・天津飯・炒飯——ご飯ものと一品料理も充実

萬珍軒は「ラーメン店」というよりも「町中華」です。ご飯ものの定番である中華飯(748円)・天津飯(770円)・炒飯(770円)はいずれも700円台という良心的な価格帯。特に天津飯は、玉子とじラーメンを生んだ店だけあって卵の扱いはお手のもの——ふわとろの卵にあんかけが絡む天津飯は、ラーメンと並ぶ隠れた人気メニューです。

一品料理も充実しており、ぎょうざ(429円)・かに玉(990円)・四川麻婆豆腐(1,078円)・手羽先揚げ4本(737円)など、ビールのお供にぴったりのメニューがずらり。夕方17時からの営業なので、仕事帰りの一杯をラーメンで締めるという「居酒屋使い」をする常連も多い店です。デザートには正式杏仁豆腐(462円)があり、「正式」と銘打つだけあってゼラチンではなく杏仁から丁寧に作られた本格派。食後のさっぱりした一品としておすすめです。

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玉子とじラーメン発祥の店——屋台時代の試行錯誤が生んだ名古屋の名物

先代が中村区で屋台を引いた54年前——萬珍軒の始まり

萬珍軒の歴史は、先代が名古屋市中村区で屋台を引き始めたところから始まります。54年余りの歴史——逆算すると1960年代後半、まさに日本の高度経済成長期の真っ只中。名古屋駅西口周辺は当時から労働者が多く集まるエリアで、安くて腹持ちの良いラーメンの屋台は、夜遅くまで働く人々にとって欠かせない存在でした。

屋台から始まった飲食店が、半世紀以上経った今も同じ場所で営業を続けているのは、名古屋のラーメンシーンでも稀有なことです。多くの屋台が時代の変化とともに姿を消す中で、萬珍軒は1968年(昭和43年)に太閤通に実店舗を構え、屋台から「町中華の名店」へと進化を遂げました。現在の60席を擁する店舗は、屋台時代には想像もできなかったスケールです。太閤通という店の所在地は、豊臣秀吉ゆかりの「太閤」の名を冠した通り——名古屋の歴史あるエリアに根を下ろした萬珍軒は、この街の食文化の一部として定着しています。

📅 萬珍軒のあゆみ
  • 1960年代後半:先代が名古屋市中村区で屋台を開始
  • 屋台時代:試行錯誤の末「玉子とじラーメン」が誕生
  • 1968年(昭和43年):太閤通4丁目に実店舗をオープン
  • 現在:60席・駐車場20台の大型店舗で1日500杯以上を提供。オンラインストアで通販も展開

玉子とじラーメンの誕生——「卵をスープに入れてみたら」という発想

玉子とじラーメンは、屋台時代の試行錯誤の中から生まれたメニューです。当時の屋台では「いかに限られた食材でお客さんを満足させるか」が勝負。先代が鶏がらスープに卵を溶き入れてみたところ、スープにとろみとコクが加わり、冷めにくく、腹持ちが良い一杯になった——これが玉子とじラーメン誕生のきっかけとされています。

当時、ラーメンに卵を入れるといえばトッピングの「煮玉子」か「生卵」。溶き卵をスープに混合するという発想は、当時のラーメン業界にはなかったと言っても過言ではありません。この発想が名古屋のラーメン文化に「玉子とじ」というジャンルを確立し、萬珍軒は「玉子とじラーメン発祥の店」として知られるようになりました。卵かけご飯のように「卵×炭水化物」の組み合わせは日本人の舌に深く馴染みやすく、その根源的な親しみやすさが半世紀以上にわたって支持され続ける理由でもあります。

全卵2個分を1杯に——原価を度外視した萬珍軒のこだわり

萬珍軒の玉子とじラーメンは、1杯に全卵2個分を使用します。卵2個というのは、一般的なラーメンの煮玉子(1/2個〜1個)と比較すると2〜4倍の量。この贅沢な卵の使い方が、スープ全体をまろやかに変え、「飲むスープ」から「食べるスープ」へと印象を変化させています。

1日500杯以上売れるということは、1日あたり1,000個以上の卵を消費する計算になります。卵の価格が高騰する時期でも使用量を減らさない——この姿勢が、萬珍軒の「発祥の味」を守り続ける原動力になっています。880円という価格は、卵2個分の原価と手間を考えれば驚くほど良心的。先代から受け継いだ味を、価格で妥協せずに提供し続ける姿勢は、50年以上変わらない萬珍軒の矜持です。

🍜 ラーメン通の豆知識
「玉子とじ」と「かき玉」は似ているようで微妙に違います。かき玉は卵を細く流し入れてふわっとさせるのに対し、萬珍軒の玉子とじは全卵をしっかり溶いてスープと一体化させる手法。卵がスープのベースに溶け込むため、「具材としての卵」ではなく「スープの一部としての卵」という独自のポジションを築いています。

三河鶏がらと豚骨を10時間以上——スープへのこだわり

三河鶏がらと豚骨を10時間以上——スープへのこだわりの解説画像

毎日10時間以上煮込む鶏がら×豚骨のダブルスープ

萬珍軒のスープは、三河鶏がらと豚骨を毎日10時間以上煮込んだダブルスープが基本です。三河鶏——愛知県東部の三河地方で育てられた鶏は、味が濃くコクのある出汁が取れることで知られています。この三河鶏のがらと豚骨を合わせることで、鶏の上品な旨みと豚骨のどっしりとしたコクが両立した、奥行きのあるスープが完成します。

10時間以上という煮込み時間は、一般的なラーメン店のスープ作りと比較してもかなり長い部類に入ります。早朝から仕込みを始め、夕方の開店に間に合わせるための逆算されたスケジュールが毎日続く——その裏側には膨大な労力と時間が費やされています。この長時間煮込みによって骨の髄まで旨みが溶け出し、化学調味料に頼らなくてもしっかりとした味わいのスープが仕上がります。玉子とじラーメンのスープが黄金色に輝いて見えるのは、鶏がらの旨みエキスと卵の黄身が混ざり合った結果です。この色合いは人工的には出せない、天然素材ならではの美しさです。

玉子とじスープは「飲む」のではなく「食べる」スープ

一般的なラーメンのスープは「飲むもの」ですが、萬珍軒の玉子とじスープは「食べるもの」に近い食感を持っています。全卵2個分が溶け込んだスープは、レンゲですくうとふわっと卵が絡みつき、口に入れると鶏がらの旨みと卵のまろやかさが同時に広がる。スープと具材の境界線が曖昧になる——これが玉子とじラーメンの独特の魅力です。飲み干した後のレンゲには卵のかけらがまだ残っていて、最後の一すくいまで「食べるスープ」であることを思い出させてくれます。

この「食べるスープ」の食感は、冬場に特に真価を発揮します。溶き卵がスープの表面を覆うことで保温効果が生まれ、最後の一口まで熱々の状態を保てるのです。屋台時代に「冷めにくいラーメン」を目指して卵を入れたという誕生秘話を知ると、この保温効果は偶然ではなく必然だったことがわかります。名古屋の冬は伊吹おろしの冷たい風が吹きつけますが、萬珍軒の玉子とじラーメンは体の芯まで温めてくれる一杯です。

特注の黄色い極細麺——スープとの相性を最優先した選択

萬珍軒で使用する麺は、黄色い極細のストレート麺。卵を練り込んだことによる鮮やかな黄色が特徴で、とろみのある玉子とじスープにするするとなじむ食べ心地を重視した設計です。太麺やちぢれ麺ではなく極細のストレートを選んでいるのは、玉子とじスープの「食べるスープ」としての食感を損なわないため。太い麺だとスープとのバランスが崩れ、麺の主張が強くなりすぎてしまうのです。

極細麺はスープを吸いやすいため、提供後は時間との勝負でもあります。萬珍軒では「提供されたらすぐに食べ始める」のが鉄則。時間が経つと麺がスープを吸って伸びてしまい、本来の食感を楽しめなくなってしまいます。逆に言えば、茹でたての極細麺がスープの旨みをまとった状態で口に入る最初の一口こそが、萬珍軒の一杯の真骨頂です。箸で持ち上げると、黄金色のスープと卵が麺に絡みつく光景は、他のラーメン店では見られない萬珍軒だけの風景です。写真を撮るなら提供直後の数秒がベストショット——そこからは食べることに集中しましょう。

名古屋ラーメン文化の中での萬珍軒の位置づけ

台湾ラーメン・好来系とも違う「玉子とじ」という独自ジャンル

名古屋のラーメン文化は、味仙の台湾ラーメン、好来系(薬膳ベジポタ)、味噌、スガキヤの甘辛とんこつといった独自の系譜を持っており、全国的に見ても特異な発展を遂げてきました。その中で萬珍軒の「玉子とじラーメン」は、どのジャンルにも分類できない独自のポジションを確立しています。台湾ラーメンが「辛さ」、好来系が「とろみと野菜」を特徴とするなら、萬珍軒は「卵のまろやかさ」——名古屋のラーメンの中でも際立って優しい味わいです。

この「ジャンル不在」の個性が、萬珍軒の強みでもあります。台湾ラーメンのような辛いラーメンが苦手な人、こってり系が胃に重い人、年配の方——「名古屋のラーメンは濃くて辛い」というイメージに当てはまらない客層を引き寄せる力があるのです。半世紀以上愛され続ける理由の一つは、この「誰でも食べやすい」という間口の広さにあります。親子三世代で通い続ける家族がいるのも、萬珍軒ならではの光景です。

「1日500杯以上」の販売力——名古屋屈指の回転率を支える仕組み

萬珍軒は1日500杯以上のラーメンを販売しています。60席の店舗で17時から25時までの営業(月〜木)で500杯以上——これは1時間あたり60杯以上、1分に1杯のペースで出し続ける計算になります。この驚異的な回転率を可能にしているのは、長年培われた厨房のオペレーション力です。

仕込みから提供までの動線が徹底的に合理化されており、複数のスタッフが同時に何杯ものラーメンを作り上げていく様子は、まさに職人技のチームワーク。60席という大規模な座席数は町中華としては大きい部類で、カウンター・テーブル・小上がりと席の種類も多く、グループや家族連れでも気兼ねなく入れる広さです。「屋台」時代から「大箱の町中華」への進化は、萬珍軒の味が個人の常連だけでなく幅広い世代の支持を得ていることの証でもあります。卵の仕入れだけでも1日1,000個以上が必要となる規模感は、町中華の域を超えた一大飲食事業といえるでしょう。

⚠️ よくある誤解
萬珍軒は「ラーメン店」と紹介されることが多いですが、正確には「中華料理店」です。ラーメン以外にも中華飯・天津飯・炒飯・餃子・一品料理が充実しており、ラーメンを頼まずに中華料理だけを楽しむお客さんも少なくありません。「玉子とじラーメンの店」という印象が強いですが、かに玉(990円)や四川麻婆豆腐(1,078円)など本格中華メニューも見逃せません

オンラインストアで通販対応——遠方からでも萬珍軒の味を楽しめる

萬珍軒は店舗での提供に加えて、オンラインストアで通販にも対応しています。遠方に住んでいて名古屋まで足を運べない人でも、自宅で萬珍軒の玉子とじラーメンを再現できるのは嬉しいサービスです。通販ではスープ・麺・トッピングがセットになっており、自宅で卵を溶き入れれば店舗に近い味を楽しめます。

ただし、店舗で食べる一杯と通販の再現度には差があるのも事実。10時間以上煮込んだスープの深みや、茹でたての極細麺の食感は、やはり店舗でしか味わえないもの。通販は「萬珍軒デビュー前のお試し」や「名古屋旅行の味の余韻」として利用し、いつかは太閤通の本店で熱々の一杯をすすってほしいところです。お土産として名古屋の友人・知人に贈る用途でも利用されており、名古屋の名物ラーメンの新しい選択肢として認知度が高まっています。

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一品料理とサイドメニュー——町中華としての底力

ぎょうざ429円・手羽先揚げ737円——居酒屋使いもできる品揃え

萬珍軒の魅力はラーメンだけではありません。ぎょうざ(429円)は皮がパリッと焼かれた王道スタイルで、一口サイズの食べやすさがビールとの相性抜群。手羽先揚げ4本(737円)は名古屋名物の手羽先を中華の技法でカラリと揚げた一品で、ラーメン前のおつまみに注文する常連が多い人気メニューです。

17時からの夜営業に合わせて来店し、まずはビールと手羽先・ぎょうざで乾杯、そこから玉子とじラーメンで締める——これが萬珍軒の「黄金コース」です。ラーメン店ではなく「町中華」だからこそ成立する使い方であり、一人飲みからグループの飲み会まで対応できる懐の深さが萬珍軒の強みです。カウンター席もありますが、テーブル席も充実しているため、家族連れや会社の同僚との利用にも適しています。

かに玉990円・四川麻婆豆腐1,078円——本格中華の一品料理

一品料理ではかに玉(990円)四川麻婆豆腐(1,078円)が双璧を成します。かに玉は萬珍軒の得意とする「卵料理」の延長線上にあるメニューで、ふわふわの卵にカニの旨みが溶け込んだ甘酢あんが絶妙です。中華鍋で一気に仕上げる卵の火入れ加減は、長年の経験から培われた職人技そのもの。四川麻婆豆腐は町中華のマイルドなものではなく、花椒の痺れがしっかり効いた本格派。玉子とじラーメンの優しい味とは対照的な刺激が楽しめます。テーブルを囲んで複数の料理をシェアすれば、優しさと刺激のコントラストが一度の食事で体験できるのも、町中華ならではの贅沢です。

その他にも季節の野菜を使った炒め物や、点心メニューなど、中華料理店としてのフルラインナップが揃っています。「ラーメンだけ食べて帰る」のはもったいない——それが萬珍軒を長年にわたって通い続ける常連たちの共通認識です。ラーメン以外のメニューの充実度こそ、半世紀以上にわたって地元に愛され続ける「町中華の底力」の源泉です。

正式杏仁豆腐462円——デザートまで手を抜かない姿勢

「正式杏仁豆腐」(462円)は、メニュー名に「正式」と冠するだけのことはあります。一般的な中華料理店の杏仁豆腐はゼラチンや寒天で固めたものが主流ですが、萬珍軒の杏仁豆腐は杏仁(あんにん=杏子の種の中身)から丁寧に作られた本格派。口に入れると杏仁独特の芳醇な香りがふわっと広がり、なめらかな舌触りが口の中を満たします。

食後のデザートとして注文する人が多いですが、単品で「杏仁豆腐だけ食べに来る」というリピーターがいるほどのクオリティ。462円という価格は中華のデザートとしてはやや高めですが、素材と手間を考えれば納得の価格設定です。辛い四川麻婆豆腐を食べた後の口直しとしても相性がよく、食事の最後まで萬珍軒の丁寧な仕事を堪能できる一品です。

初めての萬珍軒——注文のコツと楽しみ方ガイド

初訪問なら「玉子とじラーメン+ぎょうざ」が鉄板の組み合わせ

萬珍軒のメニューは種類が多く、初訪問では何を頼めばいいか迷うかもしれません。迷った場合の鉄板は「玉子とじラーメン(醤油)」+「ぎょうざ」の組み合わせ。看板メニューの味を確かめつつ、パリッと焼き上がった餃子でビールを一杯——合計1,309円で萬珍軒の真骨頂を存分に体験できます。2回目以降は玉子とじ担担麺や天津飯に挑戦してみるのがおすすめ。常連たちの間では「ラーメン+半チャーハン」「かに玉+玉子とじラーメン」といった組み合わせが定番です。

混雑を避けるなら17時の開店直後か22時以降

萬珍軒のピークタイムは19時〜21時。仕事帰りのサラリーマンや地元の常連客が集中するこの時間帯は、60席が埋まることも珍しくありません。確実に座りたいなら、開店の17時に合わせて訪問するのが確実です。もう一つの穴場は22時以降で、ピークを過ぎた深夜帯は席に余裕が出てきます。金曜・土曜は25:30まで営業しているため、飲み会の二次会代わりに萬珍軒で玉子とじラーメンを締めに食べるという使い方も定番のパターンです。

🍜 ラーメン通の豆知識
萬珍軒の価格は税込表記で、957円や1,045円など端数があるのは消費税10%を含んだ計算のため。メニュー表の価格がそのまま支払額になるので、会計時に「思ったより高い」ということはありません。なお、支払いは現金のほかキャッシュレス決済にも対応しているので安心です。

テイクアウトと通販——店内以外で萬珍軒の味を楽しむ方法

萬珍軒ではテイクアウトにも一部対応しています。中華飯や炒飯など持ち帰り可能なメニューがあり、自宅やホテルでゆっくり食べたい場合に便利です。ただし、玉子とじラーメンは持ち帰りには不向き——溶き卵のスープは時間が経つと食感が大きく変わるため、あの「ふわとろ」の状態は店舗でしか味わえません。遠方の方にはオンラインストアの通販セットがおすすめで、スープ・麺が個別包装されており自宅で溶き卵を加えれば店の味をかなり忠実に再現できます。

アクセスと店舗情報——駐車場20台完備・中村区役所駅から徒歩3分

地下鉄桜通線「中村区役所駅」4番出口から徒歩わずか3分

萬珍軒は地下鉄桜通線「中村区役所駅」4番出口から徒歩わずか3分の好立地。名古屋駅からは桜通線で1駅と、アクセスの良さは抜群です。太閤通沿いに面しているため、大通りから店を見つけやすく、初訪問でも迷うことはほとんどありません。

名古屋駅から徒歩でも15分ほどで到着できるため、天気の良い日なら散歩がてら歩いてくるのもおすすめ。太閤通は名古屋駅西口の繁華街を抜けた先にあり、名古屋の下町情緒が残るエリアです。この界隈にはディープな飲食店が多く、萬珍軒を起点にした「名古屋駅西の食べ歩き」コースを楽しむこともできます。名古屋駅の太閤通口(西口)から出発すれば、道中に昔ながらの商店街も通るので、名古屋の生活文化に触れながらの散歩ルートとしても楽しめます。

📍 萬珍軒(まんちんけん)
住所 〒453-0811 愛知県名古屋市中村区太閤通4-38
電話番号 052-481-8824
営業時間 月〜木 17:00〜25:00(LO 24:30)
金・土 17:00〜25:30(LO 25:00)
定休日 日曜日・第3月曜日
席数 60席
駐車場 専用駐車場20台+提携コインパーキング5台
最寄り駅 地下鉄桜通線 中村区役所駅 4番出口 徒歩3分

専用駐車場20台+提携パーキング5台——車でのアクセスも安心

萬珍軒の大きな強みが専用駐車場20台という充実した駐車スペース。名古屋は車社会であり、ラーメン店に駐車場があるかどうかは来店の意思決定に大きく影響します。20台分の専用駐車場に加えて、提携コインパーキングが5台分用意されているため、合計25台分の駐車が可能。週末の混雑時でも駐車で困ることは比較的少ない環境です。

専用駐車場は店舗のすぐ裏手にあり、店舗からの距離は徒歩1分もかかりません。提携コインパーキングを利用する場合は、会計時にスタッフに伝えれば割引サービスを受けられます。名古屋駅周辺は駐車場代が高くつくエリアですが、萬珍軒なら駐車場代を気にせずにラーメンが楽しめるのは大きなメリットです。車で来店する場合は、太閤通を名古屋駅方面から西へ進み、中村区役所を過ぎたあたりで店舗の看板が見えてきます。

営業は夕方17時から——ランチ営業なしの夜専門スタイル

萬珍軒は夕方17時からの夜営業のみで、ランチ営業はありません。これは「10時間以上かけてスープを仕込む」という時間を確保するためでもあり、昼間の時間帯をすべて仕込みに充てているからこそ、夜の営業で安定した品質のスープを提供できるのです。

金曜・土曜は25:30(ラストオーダー25:00)まで営業しており、深夜の食事需要にも対応。日曜定休と第3月曜定休に注意が必要ですが、それ以外の曜日はほぼ確実に営業しています。ピークタイムは19時〜21時頃で、60席あるとはいえ満席になることも。17時の開店直後22時以降の遅い時間帯が比較的スムーズに入れるタイミングです。

まとめ|萬珍軒は名古屋が誇る「玉子とじラーメン発祥」の老舗町中華

萬珍軒は、屋台時代の試行錯誤から生まれた「玉子とじラーメン」を半世紀以上にわたって守り続ける、名古屋を代表する老舗町中華です。三河鶏がらと豚骨を10時間以上煮込んだスープに全卵2個を溶き入れた一杯は、1日500杯以上が飛ぶように売れる名古屋の名物。ラーメンだけでなく中華飯・餃子・一品料理も充実した、本物の「町中華」の魅力を堪能してください。

  • 看板メニュー「玉子とじラーメン(醤油)」は880円——全卵2個のまろやかスープ
  • 三河鶏がらと豚骨を毎日10時間以上煮込んだダブルスープ
  • 1日500杯以上を販売する驚異的な回転率
  • ぎょうざ429円・手羽先揚げ737円など居酒屋使いもできる充実の一品料理
  • 先代の屋台から54年余りの歴史——1968年に太閤通に実店舗オープン
  • 営業は17:00〜25:00(金土は25:30まで)、日曜・第3月曜定休
  • 専用駐車場20台+提携パーキング5台——車社会の名古屋でも安心

名古屋のラーメンといえば台湾ラーメンや味噌が思い浮かびますが、卵のまろやかさが体を包み込む「玉子とじ」という唯一無二のジャンルを体験するなら、太閤通の萬珍軒へ。屋台時代から変わらない、あの黄金色の玉子とじスープが待っています。

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この記事を書いた人

全国各地のラーメンを食べるのが好きなラーメン好き。家系・二郎系から淡麗系まで、ジャンルを問わず全国のラーメンを探求中。実際に足を運んで食べたリアルな感想と、メニューの頼み方・お店の雰囲気まで詳しくレポートしています。

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